大引けの日経平均は前日比89.67円安の29598.66円となった。東証1部の売買高は12億2040万株、売買代金は2兆8167億円だった。業種別では、鉱業、海運業、石油・石炭製品が下落率上位だった。一方、ガラス・土石製品、サービス業、その他製品が上昇率上位だった。東証1部の値下がり銘柄は全体の60%、対して値上がり銘柄は35%となった。
個別では、バルチック海運指数やNY原油先物相場の大幅下落を受け、郵船<9101>、川崎船<9107>、商船三井<9104>といった海運株やINPEX<1605>が大幅安。認知症治療薬に対する欧州当局の否定的見解が嫌気されたエーザイ<4523>は9%近い下落となった。レーザーテック<6920>、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ファーストリテ<9983>も軟調で、トヨタ自<7203>は小安い。また、エイチーム<3662>やエーザイが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、リクルートHD<6098>、ソニーG<6758>、任天堂<7974>、キーエンス<6861>が堅調。サイバー<4751>は7%超上昇した。また、特別利益計上と自社株買い実施を発表したメガチップス<6875>はストップ高を付け、日本電産<6594>による子会社化を発表したOKK<6205>は買い気配のままストップ高比例配分となった。
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