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2020/01/02 - リーダー電子(6867) の関連ニュース。「米中緩和と訪日需要に期待、環境整えば2万6000円も」◆内外注目ポイントには例年以上に目配り必要 まず、2020年の国内外の注目点を押さえたい。【国内】前半:安倍内閣の動向2月初旬:消費増税後のGDP値発表年央: 東京五輪年後半:トランプ大統領の続投可否と日中韓関係【海外】年間を通して中東(特にイラン)・北朝鮮情勢1月11日:台湾総統選挙4月15日:韓国総選挙11月3日:米大統領選挙 政治面で日本と

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木村佳子が斬る! 子年「有望株!」 <新春お年玉企画>

配信元:株探
投稿:2020/01/02 12:00

「米中緩和と訪日需要に期待、環境整えば2万6000円も」

◆内外注目ポイントには例年以上に目配り必要

 まず、2020年の国内外の注目点を押さえたい。

【国内】
前半:安倍内閣の動向
2月初旬:消費増税後のGDP値発表
年央: 東京五輪
年後半:トランプ大統領の続投可否と日中韓関係

【海外】
年間を通して中東(特にイラン)・北朝鮮情勢
1月11日:台湾総統選挙
4月15日:韓国総選挙
11月3日:米大統領選挙

 政治面で日本と関係の深い国々で選挙が相次ぐほか、今後の米中協議の進展次第では、企業業績も大きく影響を受ける。このため、これらのポイントに対しては例年以上に目配りが必要となるだろう。

 テクニカル面での日経平均株価の20年の目標値は2万6396円となる。

 バブル期の1987年、日経平均の年足は前年比2863円高の2万1564円と上昇。2万6646円の高値をつけて長い上ひげを引いたが、翌1988年に実体でこれを抜き、以降も上げ続けた。2020年の目標値はその1988年当時、実現した高値の中値あたりにイメージを持っている。

 ただし、現在、2万3900円前後の日経平均はファンダメンタル面ではやや割高だ。採用銘柄のEPSは1650円前後でPERは14.5倍となっている。米中対立が激化すればEPSはさらに保守的な数値に落ち、割高感が増してこれ以上は買いにくいと判断されてしまいかねない。

 そこで、米中対立緩和と東京五輪の訪日客需要によるGDP成長とEPS向上に対する期待値の上昇が肝要となる。環境が整いマインドリセットとなれば年央2万6000円近辺への上昇はあり得なくはないだろう。

◆想定される懸念材料は?

 ただし、こうした期待値上昇はイベント終了感と相殺されるということも考えておかなければならない。相場は将来を先取りするものであり、東京五輪開催と同時にイベント終了感が生じるのは避けられない。競技終盤には相場転換期に入るかもしれない。2万1000円前後への調整も考えられるため、投資作戦としてはその際にどう行動できるか、今からリハーサルをしておくことが望ましい。

 そのほか、考えられるリスクについても触れたい。

(1)日本近海:日中韓問題……特に北朝鮮

(2)中東:アメリカ軍が中東から撤退する。そして、シェール革命により目下のアメリカは世界二位の石油輸出国であり、中東石油依存脱却に拍車が掛かる。ここに日本が自衛隊を派遣する点が注目される。派遣された自衛隊に仮に正体不明の攻撃があれば中東地域の火種となる可能性も考えられる。時期として秋口は用心したい。

(3)国内外の政治
 本稿の冒頭に注目ポイントの一つに挙げたが、年前半に安倍内閣が衆議院解散をするか、解散した場合、勝てるか? 年後半には米大統領選挙があり、トランプ氏続投の可否が決まる。

(4)ソフトバンクグループの業績
 ソフトバンクグループ <9984> のビジョン・ファンドが投資対象とした企業の価値に対する評価が分かれている。構造的にサブプライム・ローン問題の状況と同じとする指摘もあり、ビジョン・ファンドの今後と同社の業績推移は要注目。中国と連携して種々のビジネスの立ち上げに勤しんでいる点がプラスとなるか、欧米から見た場合、中国のフロント企業化しているとも映り警戒されかねない点をどう払拭し、プラスイメージに転じていけるか注目される。

◆急落場面を逆手に取る戦略

 株式市場は将来の企業業績を現時点で予想し、行動する場所である。また、自分の判断が他人を利するときは、概ね己は損をしていることになる。それを踏まえて20年は「大多数の投資家や自分が油断したり慢心しそうな時期はいつか? 」「逆に身構えるのはどのあたりか?」と考えたい。

 外資は1-6月、7-12月が決算。利益最大化の観点から期首、期末の変動がチャンスとなる。トランプ大統領はウォール街をよく理解しており、頻繁なツイートや発言を活用して相場の変動要因を作ることが多い。1-6月の間に二度ほど、相場急落場面を予想するが、最終的には踏み上げられる可能性が高いとみており、それを逆算した投資が報われそうだ。

 トランプ大統領が20年11月3日の大統領選挙で続投できるか予断を許さない。選挙は水物。誹謗中傷含みの激しい選挙戦が共和党と民主党の間で繰り広げられれば、予想だにしないことが起こる可能性もある。

 トランプ氏が再選を決めれば、20年末から22年までの間にトランプ・ドクトリンの最終仕上げが行われるだろう。具体的には中国依存のレアアースを非依存化するために、北朝鮮資源をアメリカ主導で開発するための朝鮮半島政策がとられる可能性もあるとみている。逆にトランプ氏が再選されなかった場合は、国際政治・経済面でのベクトルがはっきりするまで約1年を要するだろう。

 さて、こうした環境下、個別銘柄は精密機器、為替変動に強い内需系を中心に注目している。

●木村さんのお勧め「2020年ポートフォリオ9銘柄」

リーダー電子 <6867> [JQ]
レーザーテック <6920>
エー・アンド・デイ <7745>
エスプール <2471>  ESG投資の代表格
SUMCO <3436>
HPCシステムズ <6597> [東証M] 量子コンピューター関連
ジャパンマテリアル <6055>
水道機工 <6403> [JQ] 改正水道法関連株
古野電気 <6814>  改正漁業法関連株

2019年12月27日 記


★元日~6日に、2020年「新春特集」を一挙、“26本”配信します。ご期待ください。
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株探ニュース
配信元: 株探

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