東証プライム市場の騰落銘柄数は値上がり銘柄が1300を超え、全体の8割超を占めた。セクター別では、33業種すべてが上昇し、銀行、精密機器、ゴム製品、非鉄金属、機械の上昇が目立っていた。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、ソフトバンクG<9984>、リクルートHD<6098>、テルモ<4543>、ファナック<6954>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、トレンド<4704>、レーザーテック<6920>、トヨタ<7203>が軟化した。
前日の日米関税交渉の合意を好感する買いが続いた。また、「欧州連合(EU)が米国と15%の関税率で合意に向けて前進している」と報じられたほか、中国とも月内に閣僚協議を開く見通しにあり、関税交渉決着への期待が投資家心理を好転させた。東京市場は景気敏感株などを中心に幅広い銘柄に買いが先行し、日経平均の上げ幅は一時900円に迫る場面があった。急ピッチの上昇に対する警戒感が意識されてきたが、昨年7月11日の史上最高値(42224.02円)も視野に入っている。
市場の関心は国内政局に向かっているが、石破茂首相の進退問題から、次期政権への思惑が高まりそうだが、基本的には先回り的な動きは限られるだろう。米国では決算発表が本格化しているが、国内についても決算シーズンに入ることで、決算を手掛かりとした物色に向かわせよう。出遅れ修正の動きが強まるなか、決算通過でアク抜け感が強まるようだと、修正リバウンドの動きに向かいそうである。
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