大阪3月限
日経225先物 39470 -340 (-0.85%)
TOPIX先物 2747.5 -21.5 (-0.77%)
日経225先物(3月限)は前日比340円安の3万9470円で取引を終了。寄り付きは3万9650円と、シカゴ日経平均先物清算値(3万9665円)にサヤ寄せする形から、売りが先行した。その後3万9770円まで下げ幅を縮めたが、現物の寄り付き後は下へのバイアスが強まった。前場中盤には日経平均株価がSQ値(3万9434.85円)を割り込んできたことでショートが強まり、前場終盤にかけて一時3万9240円まで売られた。
ボリンジャーバンドの+1σ(3万9350円)を割り込み、前日のリバウンド分を帳消しにした格好となったが、その後は売り一巡感から下げ渋る動きとなった。ランチタイムで+1σ水準を回復すると、後場は3万9400円~3万9500円辺りでの保ち合いを継続した。
日経225先物は、日経平均株価がSQ値を下回った辺りから下げ幅を広げたが、前場の段階でショートは一巡し、後場は持ち高の調整に伴うショートカバーも入り、下げ幅を縮める形となったとみられる。また、日経平均株価が後場中盤辺りにSQ値を上回ってきたことで、ショートを仕掛けづらくさせたようだ。週末要因によりリバウンドの動きは限られていたが、底堅さは意識された格好だろう。
週間形状ではボリンジャーバンドの+1σ(3万9430円)を上回って終えた。バンドが収斂するなかで煮詰まり感が台頭しており、+2σが位置する4万円辺りとのレンジが意識されやすい。短期的には+3σの4万0790円へのトレンドを強めてくる展開も想定しておきたいところである。
そのきっかけが、来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)と日銀の金融政策決定会合となりそうだ。積極的な先回りの動きは限られようが、米国ではNYダウが6日続落し持ち高調整の動きが進んでいたほか、東京市場でも上値の重さが意識されていたため、金融イベント通過後のアク抜けを狙った押し目待ちのロング対応へと向かわせそうである。
NT倍率は先物中心限月で14.36倍に低下した。一時14.43倍まで上昇した後に、14.34倍に低下する場面もみられたが、下値は75日移動平均線(14.32倍)が支持線として意識されている。アドバンテスト <6857> [東証P]が強い値動きだったが、ファーストリテイリング <9983> [東証P]や東京エレクトロン <8035> [東証P]が日経平均型の重荷となっていた。75日線が支持線として機能していることで、同水準に接近する局面ではNTロングを意識したスタンスとなろう。
手口面(3月限:立会内)では、日経225先物はABNクリアリン証券が2万0767枚、ソシエテジェネラル証券が1万5140枚、日産証券が3522枚、サスケハナ・ホンコンが3351枚、バークレイズ証券が2638枚、SBI証券が2388枚、JPモルガン証券が2112枚、ゴールドマン証券が2074枚、モルガンMUFG証券が1588枚、野村証券が1272枚だった。
TOPIX先物は、ABNクリアリン証券が2万1918枚、ソシエテジェネラル証券が1万6571枚、バークレイズ証券が5416枚、ゴールドマン証券が4982枚、日産証券が3852枚、JPモルガン証券が3169枚、モルガンMUFG証券が3166枚、サスケハナ・ホンコンが2234枚、ビーオブエー証券が1908枚、野村証券が1067枚だった。
株探ニュース
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