ただ、重要インフレ指標の発表を控えた手仕舞い売りが上値を抑制、さらに、ハイテクが弱く、終盤にかけ失速しナスダックは下落に転じ、まちまちで終了。
ダウは上昇したものの、米ハイテク銘柄が引き続き弱かったことから、東京市場は売り優勢で取引を開始した。日経平均は一時切り返し38000円台まで戻す場面が見られたものの、値がさ半導体株が後場一段安。日経平均は陰線を残し、2021年9月27日から10月6日以来となる8日続落となった。
大引けの日経平均は前日比202.10円安(-0.53%)の37667.41円となった。東証プライム市場の売買高は17億8108万株。売買代金は4兆4350億円。業種別では、輸送用機器、保険業、電気・ガス業、空運業、サービス業などが下落した一方、石油・石炭製品、金属製品、機械、パルプ・紙、ゴム製品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は42%、対して値下がり銘柄は52%となっている。
日経平均採用銘柄では、ナスダック下落を受けて、ルネサスエレクトロニクス<6723>、レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>、アドバンテスト<6857>、スクリーンHD<7735>など半導体株の一角が売り優勢となったほか、日産自<7201>、トヨタ自<7203>、マツダ<7261>、いすゞ<7202>など自動車関連も弱い。このほか、三菱電機<6503>、ニデック<6594>、日本製鉄<5401>、キッコーマン<2801>が売られた。
好決算を材料に日野自動車<7205>、富士通<6702>、キヤノン<7751>、トクヤマ<4043>が買い優勢となったほか、IHI<7013>、三菱重工業<7011>など防衛関連銘柄も上昇。このほか、中外製薬<4519>、SUMCO<3436>、日立<6501>、帝人<3401>、ファナック<6954>が買われた。
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