<動意株・3日>(大引け)=国際帝石、日創プ、コメリなど
日創プロニティ<3440.FU>=3連騰。建築材料の金属加工メーカーでメガソーラー用架台に注力、直近でも山形県酒田市や千葉県鴨川市などで受注を獲得しており、引き合いが活発化している好実態が改めて評価されている。今14年8月期は通期営業利益で24億7300万円(前期比10.5%減)と減益の見込みながら第1四半期(9~11月)では7億7400万円(前年同期比43.6%増)を達成しており、進捗状況から先行き増額修正への期待も高まりそうだ。
コメリ<8218.T>=続伸。1日に発表した2月度月次動向で、既存店売上高が前年同月比6.2%増と2カ月連続で前年実績を上回ったことが好感されている。主力の「金物・資材・建材」「園芸・農薬用品」を中心に好調に推移。また、降雪により除雪用品が関東地区を中心に売り上げを伸ばしたとしており、足もとの順調な推移が好材料視されている。
ワッツ<2735.T>=一時ストップ高。同社は先週末2月28日、東京証券取引所から3月7日付で2部市場から1部市場への指定を受けたと発表したことが好感されている。東証1部指定によるTOPIX採用に伴い、機関投資家の新たな組み入れニーズが発生することへの期待感が膨らんでいる。
大研医器<7775.T>=堅調。同社は28日に、岡山大学と共同開発した「クーデックアイクール」の製造販売承認を取得したと発表。この製品は心肺停止患者の脳を冷却できる世界初の体温調節装置システム。心肺停止時に、脳を低温に保つと神経細胞の死滅を防ぐ効果があるとされているが、現在は患者に対して冷却シートを体表に密着させて全身の体温を下げる方法「低体温療法」が行われるのが一般的。ただ、この療法では心拍再開まで施行できないことや、脳の冷却に時間がかかることなどの課題があった。
ザインエレクトロニクス<6769.T>=ストップ高。この日の朝方、半導体大手の米クアルコムの子会社に独自技術「V-by-One HS」をライセンス供与したと発表しており、これを好感した買いが入っている。同技術は4Kテレビに代表される高精細画像の高速伝送が必要な市場を始め、事務機器、セキュリティ、ロボティックス、アミューズメント、車載インフォテイメントなどの分野に適用される技術。よりスマートで、よりコスト抑制可能な伝送技術として、ザインが開発した。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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