日経225先物は11時30分時点、前日比430円安の3万9610円(-1.07%)前後で推移。寄り付きは3万9800円と、シカゴ日経平均先物の清算値(3万9660円)にサヤ寄せする形で、売りが先行した。現物の寄り付き時には3万9960円まで下げ幅を縮めたものの、節目の4万円は回復できず、中盤にかけてはショートが優勢となり、一時3万9550円とナイトセッションの安値(3万9570円)を下回る場面もみられた。売り一巡後に3万9800円まで下げ幅を縮めたが、終盤に再び3万9600円を下回るなど不安定な値動きだった。
指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]やアドバンテスト <6857> [東証P]、TDK <6762> [東証P]などハイテク株の下げが日経平均株価の重荷となっている。日経225先物は、4万円辺りに位置している25日移動平均線が上値抵抗線として意識されるなか、ナイトセッションの安値を下回ってきた。75日線が位置する3万9100円水準が射程に入り、リバウンド狙いのロングは手控えられよう。スキャルピング中心でのトレードに向かいやすいとみられる。
NT倍率は先物中心限月で13.98倍に低下した。13.95倍で始まり、その後13.94倍に下げた後は、14.02倍を付ける場面もみられた。指数インパクトの大きい値がさハイテク株の弱さは目立つものの、東証プライムの値下がり数が8割近くを占め、スプレッド狙いを難しくさせている。
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