東京株式(大引け)=121円安、円高など嫌気して4カ月半ぶりの安値
大引けの日経平均株価は前日比121円70銭安の1万9274円82銭と反落。東証1部の売買高概算は18億6042万株、売買代金概算は2兆7145億8000万円。値上がり銘柄数は678、対して値下がり銘柄数は1247、変わらずは101銘柄だった。
きょうの東京市場は、前日の米国株市場が冴えない動きをみせていたことに加え、ECB理事会後に外国為替市場でドル安・円高が進んだことで、リスク回避の売りが優勢となった。ドル・円相場は後場終盤に1ドル=108円台を割り込む円高が進行した。あす9日が北朝鮮の建国記念日で同国が軍事的な挑発行動をとることに対する警戒感も買いを手控えさせた。さらに、日本時間午後にメキシコで大地震が発生、ハリケーン被害に続き米国経済へのダメージを懸念した売りを誘った面もあったようだ。日経平均は4月28日以来約4カ月半ぶりに終値で1万9300円台を下回った。なお、売買代金はきょうがメジャーSQ算出日だったこともあって2兆7000億円強まで膨らんだ。
個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調、朝高の安永<7271.T>も終盤に利食われた。ダイキン工業<6367.T>、キヤノン<7751.T>も冴えない。くらコーポレーション<2695.T>が急落、オリジン電気<6513.T>、ボルテージ<3639.T>、新日本理化<4406.T>なども安い。石川製作所<6208.T>が値を下げ、ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765.T>も安い。積水ハウス<1928.T>、アンリツ<6754.T>なども売られた。
半面、任天堂<7974.T>が堅調、ソニー<6758.T>も買い優勢だった。阿波製紙<3896.T>がストップ高に買われ、巴コーポレーション<1921.T>も大幅高。シュッピン<3179.T>が値を飛ばし、北の達人コーポレーション<2930.T>も上昇した。東洋炭素<5310.T>が上昇、SMK<6798.T>、竹内製作所<6432.T>なども買い人気を集めた。小野薬品工業<4528.T>も高い。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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