大引けの日経平均は前日比260.27円安の22397.11円となった。4日続落は3月30日~4月2日以来。東証1部の売買高は11億8639万株、売買代金は2兆1053億円だった。業種別では、鉄鋼業、輸送用機器、その他金融業が下落率上位で、その他も全般軟調。海運業と情報・通信業の2業種のみ小幅に上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の83%、対して値上がり銘柄は14%となった。
個別では、決算が嫌気されたキヤノン<7751>、ファナック<6954>、日産自<7201>などが急落。キヤノンは第2四半期(4-6月)の赤字転落や減配がネガティブ視され、メルコ<6676>などとともに東証1部下落率上位に顔を出した。ほかに売買代金上位では円高を受けてトヨタ自<7203>の軟調ぶりが目立ち、一部証券会社の投資判断引き下げが観測された資生堂<4911>は大きく下落。第1四半期(4-6月)が大幅増益となった東エレク<8035>は朝方こそ買いが先行したが、小安く引けた。一方、売買代金トップのソフトバンクG<9984>が堅調で、ファーストリテ<9983>や三菱UFJ<8306>は小じっかり。決算で自転車需要の高まりが再確認されたシマノ<7309>は商いを伴って3%超上昇した。同様にコメリ<8218>は決算が好感され、エステー<4951>やエアーテック<6291>とともに東証1部上昇率上位に顔を出した。
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