東京株式（前引け）＝１２００円安、米株急落を引き継ぎほぼ全面安

　６日前引けの日経平均株価は前日比１１９４円２１銭安の２万１４８７円８７銭と大幅続落。前場の東証１部の売買高概算は１５億１３６５万株、売買代金概算は２兆５６６８億３０００万円。値上がり銘柄数は１４、対して値下がり銘柄数は２０４８、変わらずは３銘柄だった。

　きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でＮＹダウが過去最大の下げ幅を記録するなど急速にリスクオフの流れが強まったことから、主力株をはじめほぼ全面安商状となった。原油市況の急落や為替市場での円高進行も売りを助長している。日経平均の下げ幅は一時１２８０円前後に達した。東証１部の上場銘柄で値上がりはわずか１４銘柄にとどまった。投げ売りに転じる動きが増えたこともあって売買代金は前場段階で２兆５６００億円と高水準に膨らんだ。

　個別では任天堂<7974.T>が突出した売買代金をこなすなかで大幅安、三菱ＵＦＪフィナンシャル・グループ<8306.T>などメガバンクも売られた。ファーストリテイリング<9983.T>、キーエンス<6861.T>、東京エレクトロン<8035.T>など値がさ株の下げの大きさが目立つ。キャリアインデックス<6538.T>、東京特殊電線<5807.T>が急落、日本電気硝子<5214.T>も安い。半面、値上がり銘柄数はわずかで、シグマクシス<6088.T>、日本冶金工業<5480.T>、アトラ<6029.T>、マルハニチロ<1333.T>などが上昇している。

出所：株経ONLINE（株式会社みんかぶ）