東証プライムの騰落銘柄は、値上がり銘柄数が1000を超え、全体の6割超を占めた。セクター別では、証券商品先物、保険、海運、鉱業など28業種が上昇。一方、電気ガス、輸送用機器、非鉄金属など5業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、ファーストリテ<9983>、東エレク<8035>、TDK<6762>、信越化<4063>が堅調だった半面、第一三共<4568>、ディスコ<6146>、トヨタ<7203>、ソシオネクスト<6526>が軟化した。
注目を集めた4月の個人消費支出(PCE)デフレーターは、総合指数・コア指数共に前年比で市場予想と一致する結果となり、過度なインフレ懸念が後退。早期の利下げ観測への思惑につながった。これを引き継ぐ形で東京市場もリスク選好ムードから、幅広い銘柄が買われ、日経平均の上げ幅は一時500円を超え、39000円の大台を回復した。また、米国市場でこれまで主役だったハイテク株から資源関連株や不動産など内需系に資金がシフトしており、東京市場でも銀行や保険、海運など割安株に投資マネーが流入、後場中盤に向けてTOPIXは一時2800.80まで水準を切り上げ、取引時間中としては3月27日以来約2カ月ぶりの2800台を回復し、最高値目前に迫った。
日経平均は上値のめどとして意識されている75日線水準が重荷になっているだけに、この水準を明確に突破することができるのかが注目されよう。米国では、3日に5月のISM製造業景況指数、5日にはISM非製造業景況指数、7日に雇用統計など重要な経済指標の発表が相次ぐ。インフレの鈍化傾向が示される指標が相次ぐのであれば、米国の利下げ期待の高まりを背景とした株高の流れが波及し、日経平均も上昇基調をたどる可能性が高いとの見る向きは多い。
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