大引けの日経平均は前日比13.84円安の27801.64円となった。東証プライム市場の売買高は12億9359万株、売買代金は3兆2524億円だった。セクターでは医薬品、精密機器、保険が下落率上位となった一方、サービス、空運、陸運が上昇率上位となった。
東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の68%、対して値上がり銘柄は28%となった。
個別では、通期計画を上方修正したアドバンテスト<6857>が大幅に上昇。エムスリー<2413>は前日の急伸に続いて大幅高。ファーストリテ<9983>、ダイキン<6367>、リクルートHD<6098>、メルカリ<4385>、ベイカレント<6532>、SHIFT<3697>など値がさ株、グロース(成長)株が総じて高い。富士電機<6504>、アンリツ<6754>、OLC<4661>
は決算を手掛かりに大幅高。ほか、ダブル・スコープ<6619>、レノバ<9519>、ブイキューブ<3681>など中小型株の一角が急伸。業績予想を上方修正したペガサスミシン<6262>、山陽特殊製鋼<5481>が大幅に上昇し、後場に入っての決算リリースが好感された大同特殊鋼<5471>、ミロク情報サービス<9928>、東洋水産<2875>なども急伸。増配を発表した商船三井<9104>も買われたが、引けにかけては伸び悩んだ。
一方、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、信越化学<4063>のほか、新光電工<
6967>、TDK<6762>、ローム<6963>などハイテク株が軟調。円高進行を背景にホンダ<7267>、マツダ<7261>、SUBARU<7270>など自動車関連も下落。日産自<7201>も決算を材料に大幅安となり、デンソー<6902>は後場に発表した業績予想の下方修正が嫌気されて急落。ほか、前日に決算発表したルネサス<6723>、NEC<6701>、村田製<6981>、キーエンス<6861>が大きく下落。東邦チタニウム<5727>は上半期計画を上方修正も出尽くし感から急落、大阪チタニウム<5726>も連れ安。武田薬<4502>、第一三共<4568>も決算発を材料に売られた。
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