■概況■4295.65、-2.83
29日(月)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均が7日ぶりに小反落となった一方、JASDAQ-TOP20は反発、J-Stock Indexは小幅続落となった。値上がり銘柄数は327(スタンダード318、グロース9)、値下がり銘柄数は346(スタンダード318、グロース28)、変わらずは47(スタンダード45、グロース2)。26日の米国株高や信越化<4063>やファナック<6954>の好業績見通しを受けて、主力銘柄が買われた流れもあり、新興市場も買い先行で取引を開始。JASDAQ平均は一時前営業日比18.73高の4317.21、J-Stock-Indexも一時前営業日比28.61高の4005.73とともに取引時間中としての史上最高値を更新した。ただ、連騰に対する警戒感などもあり、じりじりと利食いに押され最終的にはマイナス圏で取引を終えている。
◆注目銘柄◆
仮想通貨取引所のコインチェックにおける仮想通貨流出問題を受けて、サイバーセキュリティ関連株に注目が集まり、セキュアヴェイル<3042>が前営業日比150円高(+21.19%)の858円とストップ高まで買われたほか、テリロジー<3356>も7.07%高と値を上げた。また、思惑的にカイカ<2315>などにも資金が流れた。
このほか、アルテHD<2406>は25日に発表した1対2の株式分割が引き続き材料視され、28.41%高と急騰。研創<7939>は、一時609円まで急伸し昨年来高値を大きく更新。第3四半期決算を発表、営業利益は前年同期比54.0%増の1.76億円だったことが好感された。
一方、下落率トップは18.59%安の大村紙業<3953>。「ニンテンドーラボ」関連銘柄として先週末まで連騰しただけに、本日は利食いに押された。4-12月期の連結営業利益が7%減と振るわなかったMK精工<5906>が15.80%安で2位にランクイン。
その他、和田興産<8931>は公募増資の実施で希薄化懸念が先行、大幅増益決算を発表するも材料出尽くし感が台頭したSシャワー<4838>などが下落率上位に躍り出た。
JASDAQ-TOP20では、田中化研<4080>やアイサンテクノ<4667>などが下落した。
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【続落、米株安の流れで売りが継続】30日(火)
■概況■4252.36、-43.29
30日(火)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexは続落し、JASDAQ-TOP20は反落した。値上がり銘柄数は164(スタンダード156、グロース8)、値下がり銘柄数は522(スタンダード491、グロース31)、変わらずは39(スタンダード38、グロース1)。東証1部では主力銘柄中心に売りが先行する中、新興市場にも売りが波及。午後に入ると、米国株先物が時間外取引で急落、これを受けてJASDAQ市場でも様子見ムードが強まったものの、大引けにかけては買戻しの動きも一部で見られた。
◆注目銘柄◆
前日に栃木県が白イチゴの新種を開発したと発表したことで、生食用のイチゴを手掛けるホーブ<1382
>に思惑買いが向かいストップ高に。愛光電気<9909>は決算期待を背景とした先回りの展開となり、一時前日比400円高の2019円と値幅制限いっぱいまで買われた。また、セコム<9735>と業務提携を発表したアールエスシー<4664>が前日比100円高(+16.67%)の700円とストップ高を演じた。その他、値動きの軽さなどからニチダイ<6467>、餃子計画との業務提携が蒸し返されたワイエスフード<3358>、量子コンピューター関連としてNF回路<6864>などがそれぞれ物色された。
一方、下落率トップは22.84%安の大村紙業<3953>。引き続き短期急騰の反動から利食い売りが継続。東日コンシス<3316>は12.94%安で下落率2位、17年4-12月期の好決算を発表するも材料出尽くし感が台頭。株式分割を材料に2営業日連続してストップ高を演じたアルテHD<2406>も利益確定売りが膨らんだ。また、18年3月期の連結業績予想を下方修正したことが嫌気され、キムラ<7461>も前日比6.43%安に。このほか、メディ一光<3353>、ハイパー<3054>などが下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>、フェローテク<6890>、エン・ジャパン<4849>などが買われた。一方、メイコー<6787>やユビキタス<3858>が売り優勢に。
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【3日続落、米株安などで売り先行も好業績株には買い】31日(水)
■概況■4239.85、-12.51
31日(水)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均は3日続落、JASDAQ-TOP20は続落、J-Stock Indexは4日続落した。値上がり銘柄数は247(スタンダード228、グロース19)、値下がり銘柄数は416(スタンダード397、グロース19)、変わらずは62(スタンダード59、グロース3)。円高傾向の継続や、米国株安を嫌気した売りが主力市場で先行するなか、中小型株中心の新興市場も売り先行で取引を開始。ただ、個別材料株への関心は引き続き高かった他、押し目を拾う動きもみられ、JASDAQ平均の下げ幅は小幅なものにとどまった。
◆注目銘柄◆
あす発表の決算への期待感からニチダイ<6467>が前日比300円高(+26.39%)の1437円とストップ高まで買われたほか、国際チャート<3956>も31日大引け後に決算発表を控えており、業績期待から一時前日比80円高の370円ストップ高まで急伸した。また、電子レシートの実証実験に参画すると発表したジャストプラ<4287>は前日比150円高(+16.01%)の1087円、通期業績予想を上方修正したフルヤ金属<7826>は700円高(+14.14%)の5650円とともに制限値幅いっぱいまで買い進まれた。
このほか、引き続きセコム<9735>との業務提携が材料視されたアールエスシー<4664>、18年3月期の連結業績予想を引き上げたリーダー電子<6867>が値を飛ばし、大村紙業<3953>も人気を集めた。
一方、下落率トップは25.00%安のブロメディア<4347>。子会社の架空取引が判明し、決算発表を延期したことが嫌気された。また、好調が続いていた四半期決算が17年10-12月期で営業減益に転じた大木ヘルスHD<3417>が失望売りに押され、前日比435円安(-20.05%)の1735円と急落した。前日ストップ高を演じたワイエスフード<3358>も利食い売りが優勢に、固定資産除却損を計上したホリイフード<3077>も急反落した。
JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>、ユビキタス<3858>、インフォコム<4348>などが売られた。
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【4日ぶりに反発、買い戻し優勢に】1日(木)
■概況■4274.30、+34.45
1日(木)のJASDAQ市場は、JASDAQ平均が4日ぶりに反発、J-Stock Indexも5日ぶりに反発。一方、JASDAQ-TOP20は小幅ながら3日続落した。値上がり銘柄数は493(スタンダード464、グロース29)、値下がり銘柄数は180(スタンダード171、グロース9)、変わらずは41(スタンダード38、グロース3)。1月31日にNYダウ、ナスダック総合指数がともに3日ぶりに反発した他、為替の円高一服もあり買い戻しの流れが新興市場にも波及した。また、好決算銘柄や個別材料株に引き続き資金シフトが続いていることもプラスに働いた。
◆注目銘柄◆
ネットフリックスと業務提携契約を結んだIGポート<3791>は朝方から買い気配を切り上げ、前日比500円ストップ高(+21.23%)で比例配分となった。業績予想の上積み期待が広がったエフアンドエム<4771>は前日比239円高(+20.93%)の1381円と急騰、大引け後に4-12月期決算を発表するニチダイ<6467>が前日に引き続き決算期待を背景に人気化、カルニチン欠乏症診断補助薬の保険適用が決まったと発表したカイノス<4556>も前日比150円高(+20.63%)の877円とストップ高に。
その他、業績、配当予想を引き上げたテクノホライゾンHD<6629>、サイバーセキュリティ関連のセキュアヴェイル<3042>、テリロジー<3356>などが物色された。
一方、下落率トップは14.89%安のポラテクノ<4239>。決算期待で前日まで上昇していただけに、材料出尽くし感から利食いが膨らんだ。また、業績予想の下方修正が嫌気されインテリW<4847>が14.56%安、通期営業利益計画の減額修正がネガティブ視された京写<6837>が14.11%安で3位。その他、八千代工<7298>、リーダー電子<6867>、ワイエスフード<3358>などが下落率上位に躍り出た。
JASDAQ-TOP20では、セリア<2782>が第3四半期決算を発表。営業利益は前年同期比12.6%増の129億円だった。市場予想のコンセンサスは132億円程度であり、実績はこれをやや下回ったほか、増益率も4-9月期(18.2%営業増益)より鈍化したことが嫌気された。
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【小反落、好業績株などには物色】2日(金)
■概況■4270.26、-4.04
2日(金)のJASDAQ市場では、JASDAQ平均、J-Stock Indexはともに小反落、JASDAQ-TOP20は4日続落。値上がり銘柄数は223(スタンダード209、グロース14)、値下がり銘柄数は425(スタンダード399、グロース26)、変わらずは66(スタンダード65、グロース1)。米国金利の急上昇で、米国景気の鈍化懸念や世界景気へのマイナス影響が警戒され、中小型株中心の新興市場にも売りが波及した。ただ、好業績見通しを発表した企業など個別に材料のある銘柄には買いが続いており、JASDAQ平均は小幅な下落にとどまった。
◆注目銘柄◆
セコム<9735>との業務提携発表が引き続き材料視され、アールエスシー<4664>が前日比600円高(+60.00%)の1600円とストップ高となったほか、IGポート<3791>もネットフリックスと包括的業務提携することが引き続き好感され、前日比500円高(+17.51%)の3355円と2日連続してストップ高比例配分となった。
また、SAPジャパンが前日、次世代ERPソフトが化学品専門商社に採用されたと発表し、システム構築を担当するIPS<4335>が値を飛ばし、中間、通期の業績見通しを増額修正したドライルーブ<4976>や第1四半期の好決算が好感された東北化学<7446>、通期業績予想の上積み期待が広がった日ダイナミク<4783>も株価水準を切り上げた。
一方、年初から株価が急騰しただけに、相場の地合い悪化を受けた利食い売りが続き、フジタコーポ<3370>が13.22%安で下落率トップ、リーダー電子<6867>は11.72%安で2位となった。また、ワイエスフード<3358>も当面の利益を確保する動きが続き、8.47%安と3日続落したほか、前日ストップ高を演じたカイノス<4556>も利益確定売りが優勢に。このほか、ホーブ<1382>、レイ<4317>、ハイパー<3054>などが下落率上位となった。
JASDAQ-TOP20では、フェローテク<6890>、田中化研<4080>などが下落した。一方、国内大手証券が主力ネットマーケティング事業のモメンタムが回復しているとの見方を示したセプテーニHD<4293>が急反発した。
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