● 2024年3月期通期の業績予想
加藤製作所<6390>の2024年3月期通期の連結業績予想は期初計画を据え置いて、売上高が前期比4.3%増の60,000百万円、営業利益が同4.7%減の1,200百万円、経常利益が同51.8%減の900百万円、親会社株主に帰属する当期純利益が同16.8%減の2,000百万円としている。需要は緩やかに回復基調であるが、一部部品の調達難による主力製品の供給制約を見込んでいるほか、原材料・エネルギーコストなどの不透明感も考慮して、増収ながら減益予想としている。
上期の進捗率は売上高が49.3%、営業利益が66.7%、経常利益が178.2%、親会社株主に帰属する当期純利益が126.1%と高水準である。加えて、収益性重視戦略を推進して建設需要が旺盛な欧米・東南アジアでの拡販、利益率の高いアフター部品の拡販、さらなる原価低減などに注力する方針であること、為替が想定(1米ドル=130円)より円安水準で推移していることなどを勘案すれば、会社予想は上振れの可能性が高いと弊社では考えている。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 水田雅展)
<SI>
この銘柄の最新ニュース
加藤製のニュース一覧- 加藤製作所---環境配慮型エンジンを搭載した新機種、80t吊りラフテレーンクレーン「SL-850Rf3」販売開始 2024/12/23
- 環境配慮型エンジンを搭載した新機種登場 80t吊りラフテレーンクレーン「SL-850RfIII」販売開始 コンパクト構造に進化し安全性・作業性向上 2024/12/20
- 加藤製作所 Research Memo(8):中期経営計画で収益性向上戦略を推進 2024/12/20
- 加藤製作所 Research Memo(7):通期予想は前回予想比で最終損失が縮小する見込み 2024/12/20
- 加藤製作所 Research Memo(6):財務の健全性を維持 2024/12/20
マーケットニュース
- シカゴ日経平均先物 大取終値比 325円高 (1月17日) (01/18)
- 今週の【早わかり株式市況】3週続落、米株軟調と為替の円高が重荷に (01/18)
- NY株式:NYダウは334ドル高、次期政権の政策に期待高まる (01/18)
- ダウ平均は反発 今週は週足陽線を達成 インテルが上昇=米国株概況 (01/18)
おすすめ条件でスクリーニング
加藤製作所の取引履歴を振り返りませんか?
加藤製作所の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。