<私の相場観>=水戸証券・投資情報部長 須田 恭通氏
前回2013年4月の第1回目の日銀の異次元金融緩和の際も、日経平均株価と25日移動平均線のカイ離率がプラス10%を超えた水準から調整場面となった経緯がある。黒田バズーカ第2弾後の株価急上昇も10%を超えたことから、それなりの調整は想定されるところだ。
ただ、年末にかけては、12月が久々にIPO(新規上場)ラッシュとなることもあり、中小型株中心に個別株物色が活発化しそうだ。
個別銘柄では、工場や屋外作業現場向け工具、消耗品、機器類などを扱うトラスコ中山<9830.T>に注目。ネット通販やホームセンター向けの拡大が寄与している。椿本チエイン<6371.T>は、主力の自動車向けチェーンなどが海外向けに好調な販売をみせている。東京製綱<5981.T>はトルコでの大型橋梁プロジェクト向けをはじめとして、ワイヤロープの海外需要が好調な推移となっている。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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