(+0.96%)の5000.62で取引を終了した。13日の大幅下落の反動で寄り付き後から上昇。ボストン連銀の前総裁が1月消費者物価指数(CPI)を受けた市場反応が行き過ぎとの見解を示したほか、イエレン財務長官や、グールズビー・シカゴ連銀総裁がインフレ2%目標回帰の道筋にあることに変わりはない、と表明したため利下げ期待の再燃で相場は終日底堅く推移した。特に、金利先安感にハイテクが買い戻され、相場を支援し終盤にかけて上昇幅を拡大し終了。
米国株の反発を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の大幅反発が影響して、半導体関連が上昇。値がさ銘柄が強い動きを示したこともあり、日経平均は38000円台を回復した。買い一巡後は38000円水準でのもみ合いとなる場面も見られたが、決算関連銘柄を中心に買い意欲は強く、38100円台と本日の高値圏で取引を終えた。
大引けの日経平均は前日比454.62円高(+1.21%)の38157.94円となった。東証プライム市場の売買高は20億1041万株、売買代金は5兆4919億円だった。セクター別では、保険業、機械、石油・石炭製品、ゴム製品、不動産業などが上昇した一方、鉱業、パルプ・紙、繊維製品、その他製品、陸運業などが下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は30%、対して値下がり銘柄は66%となっている。
日経平均採用銘柄では、携帯事業の赤字縮小が確認できたことから楽天グループ<4755>が一時ストップ高となったほか、荏原製作所<6361>は決算が材料視されてストップ高。また、SOMPOホールディングス<8630>が株式分割を材料に買い優勢となった。
このほか、MS&AD<8725>、住友重機械<6302>、レゾナックHD<4004>、クボタ<6326>、日東電工<6988>、スクリーンHD<7735>、東エレク<8035>が買い優勢となった。
一方、決算がネガティブ視されて、バンダイナムコHD<7832>、TOPPANホールディングス<7911>、ソニーグループ<6758>、サッポロホールディングス<2501>が売り優勢となった。日経平均採用以外では、エイチワン<5989>が決算発表が嫌気されてストップ安比例配分となった。
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