東京株式(前引け)=米株高受け買い優勢も、商い減少のなか上値に重さ
きょう前場の東京株式市場は、前週末の米国株市場でNYダウやナスダック指数が強い動きをみせたことを受け、リスクを取る動きが継続した。前場取引時間中に為替が1ドル=111円台半ばと円安方向に振れたこともポジティブに働いた。ただ、「ロシアゲート問題」を背景にトランプ政権の不安定化に対する懸念がくすぶっており、上値も重い展開。日経平均は朝高後伸び悩み、1万9600円台半ばでもみ合う状況にある。全般手控えムードを映して前場の売買代金は1兆円を割り込んだ。
個別ではソフトバンクグループ<9984.T>が売買代金トップで高く、SMC<6273.T>も物色人気を集めた。新日鉄住金<5401.T>、リコー<7752.T>なども高い。タカタ<7312.T>がストップ高に買われ、ソディック<6143.T>も値を飛ばした。ユニデンホールディングス<6815.T>が急騰、KLab<3656.T>、井関農機<6310.T>などの上げ足も目立つ。半面、リクルートホールディングス<6098.T>が続落、塩野義製薬<4507.T>も売られた。クラリオン<6796.T>、タクマ<6013.T>が急落となったほか、セガサミーホールディングス<6460.T>などの下げも大きい。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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