NYダウの大幅高などトランプラリー継続を受けて、東京市場は買い優勢で取引を開始した。日経平均は41400円台でスタートしたが、エヌビディア下落で値がさ半導体株も下落したことから上げ幅を徐々に縮小。後場入り後、米国が対中半導体規制の強化を検討と伝わったことで東京エレクトロン<8035>が急落し、日経平均も前日比マイナス圏での推移に。半導体株の一段安が影響して日経平均は前日比マイナスとなったが、内需株が買われたTOPIXはしっかりの地合いとなった。
大引けの日経平均は前日比177.39円安(-0.43%)の41097.69円となった。東証プライム市場の売買高は16億8632万株。売買代金は4兆4302億円。業種別では、電気機器、保険業、海運業、鉱業、その他製品などが下落した一方、繊維製品、不動産業、建設業、精密機器、パルプ・紙などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は69%、対して値下がり銘柄は27%となっている。
日経平均採用銘柄では、東京エレクトロンのほか、レーザーテック<6920>、ディスコ<6146>、スクリーンHD<7735>、アドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>など半導体株の多くが後場一段安となった。また、TDK<6762>、村田製作所<6981>などアップル関連もさえない。このほか、オムロン<6645>、荏原製作所<6361>、T&Dホールディングス<8795>、安川電機<6506>が売られた。
好業績を材料に東宝<9602>、レゾナックHD<4004>が買い優勢となったほか、引き続きトランプラリーなどが意識されて川崎重工<7012>、三菱重工<7011>など防衛関連の一角が買われた。また、キャタピラーの上昇を受けて、コマツ<6301>が買われて上場来高値を更新し、日立建機<6305>も上昇。このほか、日立造船<7004>、東レ<3402>、住友ファーマ<4506>、住友重機械<6302>、日揮ホールディングス<1963>が買われた。
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