東京株式(大引け)=98銭安、気迷い相場のなかわずかながら5日続落
大引けの日経平均株価は前日比98銭安の2万2380円01銭とわずかながら5日続落。東証1部の売買高概算は17億3579万株、売買代金概算は2兆9865億7000万円。値上がり銘柄数は622、対して値下がり銘柄数は1338、変わらずは75銘柄だった。
きょうの東京市場は気迷い相場の様相を呈した。前日の米国株市場ではNYダウなど主要3指数が小幅ながらプラスを確保し、リスク回避の動きは一服したが、上値も重かった。この地合いを引き継ぐように、日経平均も方向感の乏しい展開。プラス圏にいる時間が長かったが、買い意欲も限定的で中小型株に値を下げるものが目立った。好決算発表銘柄が買われたほか、外国為替市場で1ドル=113円台後半と円安水準でもみ合っていたこともあり、輸出セクターには追い風も意識された、しかし、銀行や小売など内需株が総じて弱かった。大引けにかけ再び売り圧力が強まり、引け際にわずかながらマイナスに転換して着地した。売買代金活況ではあったものの3兆円大台には届かなかった。
個別では、任天堂<7974.T>が売買代金トップで上値追い継続、SUMCO<3436.T>も物色人気となった。ジャパンベストレスキューシステム<2453.T>がストップ高に買われ、メニコン<7780.T>も一時値幅制限いっぱいに買われた。東洋炭素<5310.T>、鴻池運輸<9025.T>、TYK<5363.T>なども値を飛ばした。井関農機<6310.T>、荏原<6361.T>が大幅高となり、愛眼<9854.T>も買われた。新川<6274.T>も高い。
半面、ソフトバンクグループ<9984.T>が軟調、キーエンス<6861.T>も売りに押された。ユニデンホールディングス<6815.T>が急落、ニチイ学館<9792.T>、アカツキ<3932.T>、VTホールディングス<7593.T>なども大きく値を下げた。平田機工<6258.T>が売られ、沢井製薬<4555.T>も安い。ショーケース・ティービー<3909.T>、ヤーマン<6630.T>も下落した。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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