「設備投資関連」は息の長い相場に、「生産性革命」が後押し=<注目テーマ>
1 全固体電池
2 人工知能
3 半導体製造装置
4 リチウムイオン電池
5 ICタグ
6 電気自動車関連
7 AIスピーカー
8 量子コンピューター
9 ソーシャルゲーム
10 防衛
みんなの株式と株探が集計する「人気テーマランキング」で、「設備投資」が30位となっている。
息の長い物色対象として設備投資関連に改めて注目したい。さまざまな製造業から物流や倉庫に至るまで、幅広い事業分野での人工知能(AI)活用などで効率化が加速しているのに加え、一部業種での慢性的な人手不足による省力化投資の需要が高まるなか、設備投資の需要は高まる一方だ。今後も、アベノミクスの中心的な成長戦略である「生産性革命」が牽引役となり、IoT(モノのインターネット)、自動運転、遠隔医療、ロボットなど、将来の成長産業を支えるうえでも、日本のお家芸の一つでもある設備投資機器の拡大に加速がつきそうだ。
ダイフク<6383.T>は10日に、18年3月期通期の連結営業利益を300億円から370億円(前期比60.2%増)へ上方修正した。電子商取引が普及加速している流通業界や、製造ラインの高度化・大型化が進む半導体および液晶業界の設備投資意欲は引き続き旺盛で、好調な受注環境が継続しそうだ。
ナブテスコ<6268.T>は国際的な設備投資ニーズを反映して、産業用ロボット向けを中心とする精密減速機の需要が極めて好調。6日には、産業ロボット向けで約60%の世界シェアを占める精密減速機の生産規模について、17年度期初の年産64万台から、18年度下期に同84万台、19年度に同106万台、20年度に同120万台とする増産計画を打ち出している。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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