【↓】日経平均 大引け| 大幅続落、政局不安や米中摩擦を嫌気 (10月14日)
日経平均株価
始値 47446.73
高値 47865.65
安値 46544.05
大引け 46847.32(前日比 -1241.48 、 -2.58% )
売買高 28億1571万株 (東証プライム概算)
売買代金 7兆1232億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は1200円超下落、一気に4万7000円台割れ
2.公明党の連立離脱と米中摩擦の再燃、リスク回避売り
3.AI・半導体関連売られ、日経平均を押し下げる展開
4.値下がり銘柄数は1300を上回り、全体の82%が下落
5.全体売買代金は盛り上がり、7兆1000億円台に膨らむ
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前週末比587ドル高と6日ぶりに反発した。米中の貿易摩擦に対する警戒が一服し買い戻しが優勢となった。
3連休明けの東京市場では、リスク回避の売り圧力が高まり、日経平均株価は大幅続落となり一気に4万7000円台を下回った。
14日の東京市場は、リスクオフの流れに晒され、日経平均は午後の取引で下げ幅を大きく広げる格好となった。前日の欧州株市場や米国株市場では前週末の下げから立ち直る形でリバウンドに転じたものの、東京市場への売り圧力は拭えなかった。国内で公明党の連立政権離脱による政局不安が重荷となっているほか、中国のレアアース輸出規制強化の動きに端を発した米中摩擦が再び表面化していることで、投資家心理を冷やしている。ここまで相場を牽引してきたAI関連や半導体関連の主力銘柄が値を崩し全体相場を押し下げた。個別でも値下がり銘柄数は1300を上回り、プライム市場全体の82%を占めた。なお、深押しした水準では押し目買いの動きも活発で、全体売買代金は盛り上がり7兆1000億円台に膨らんだ。
個別では、断トツの売買代金をこなしたソフトバンクグループ<9984>が大きく水準を切り下げたほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>も大幅安となった。フジクラ<5803>、JX金属<5016>なども下値を探った。サンリオ<8136>が下落、キーエンス<6861>、日立製作所<6501>などの下げも目立っている。チヨダ<8185>が値下がり率トップに売られ、MonotaRO<3064>、マルマエ<6264>も急落した。日本板硝子<5202>、芝浦メカトロニクス<6590>、ペプチドリーム<4587>などへの売りも目立った。
半面、良品計画<7453>が商いを膨らませ値を飛ばし、住友金属鉱山<5713>も買いが優勢。セブン&アイ・ホールディングス<3382>も上値を追った。Link-Uグループ<4446>がストップ高人気となり、技研製作所<6289>も急騰。竹内製作所<6432>、東洋エンジニアリング<6330>なども大幅高となった。KLab<3656>も物色人気に。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は良品計画 <7453>、KDDI <9433>、セブン&アイ <3382>、イオン <8267>、味の素 <2802>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約43円。うち25円は良品計画1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、アドテスト <6857>、東エレク <8035>、中外薬 <4519>、ファナック <6954>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約679円。
東証33業種のうち上昇は4業種のみで、上昇率の上位から(1)海運業、(2)小売業、(3)鉄鋼、(4)食料品。一方、下落率の上位5業種は(1)電気機器、(2)非鉄金属、(3)証券・商品、(4)ゴム製品、(5)医薬品。
■個別材料株
△イーグランド <3294> [東証S]
26年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△アクサスHD <3536> [東証S]
26年8月期営業益は2.6倍を見込む。
△アサカ理研 <5724> [東証S]
貴金属市況高が投資資金の攻勢呼び込む。
△フェニクスB <6190> [東証G]
「コレステロール不含の高比重リポタンパク質粒子」が日本特許査定。
△技研製 <6289> [東証P]
今期業績回復見通しや自社株買いを評価。
△竹内製作所 <6432> [東証P]
今2月期業績見通し上方修正と配当も増額へ。
△内海造船 <7018> [東証S]
円安効果で26年3月期業績予想を上方修正。
△アイドマHD <7373> [東証G]
26年8月期は連続最高益更新へ。
△良品計画 <7453> [東証P]
26年8月期は連続最高益更新・実質増配計画で評価。
△SKジャパン <7608> [東証S]
26年2月期業績予想及び配当予想を上方修正。
▼ウォンテッド <3991> [東証G]
先行投資で26年8月期大幅営業減益へ。
▼モビルス <4370> [東証G]
26年8月期最終損益の赤字転落予想に。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)リンクユーG <4446>、(2)良品計画 <7453>、(3)技研製 <6289>、(4)竹内製作所 <6432>、(5)明治電機工業 <3388>、(6)東洋エンジ <6330>、(7)リンガハット <8200>、(8)KLab <3656>、(9)新光商 <8141>、(10)日車両 <7102>。
値下がり率上位10傑は(1)チヨダ <8185>、(2)モノタロウ <3064>、(3)マルマエ <6264>、(4)芝浦 <6590>、(5)板硝子 <5202>、(6)ペプドリ <4587>、(7)JINSHD <3046>、(8)古河電 <5801>、(9)シンフォニア <6507>、(10)コシダカHD <2157>。
【大引け】
日経平均は前日比1241.48円(2.58%)安の4万6847.32円。TOPIXは前日比63.60(1.99%)安の3133.99。出来高は概算で28億1571万株。東証プライムの値上がり銘柄数は264、値下がり銘柄数は1326となった。東証グロース250指数は722.57ポイント(23.80ポイント安)。
[2025年10月14日]
株探ニュース
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