【↑】日経平均 大引け| 反発、円安の進行で後場後半切り返す (11月12日)
日経平均株価
始値 50988.53
高値 51072.26
安値 50537.50
大引け 51063.31(前日比 +220.38 、 +0.43% )
売買高 27億8471万株 (東証プライム概算)
売買代金 7兆5億円 (東証プライム概算)
-----------------------------------------------------------------
■本日のポイント
1.日経平均は反発しほぼ高値引け、TOPIXは最高値に
2.前日の欧州株が全面高、米株市場でもNYダウが最高値
3.米株市場では半導体株軟調で東京市場でも同様の展開に
4.円安の進行が追い風、後場は日経平均が尻上がりに上昇
5.決算後のSBG下落も、買い気強く8割近い銘柄が高い
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは前日比559ドル高と3日続伸した。政府機関再開のめどがつき主力株中心に買いが優勢となった。
東京市場では、リスク選好の地合いで日経平均株価は朝方に下値を試す場面があったが、その後は持ち直し、後場後半は一貫して水準を切り上げ、この日の高値圏で着地した。
12日の東京市場は、日経平均が上下に不安定な値動きとなったが、後場は強さを発揮し反発となった。前日の欧州株市場が総じて高く、主要株価指数であるストックス・ヨーロッパ600が史上最高値を更新。米国株市場でも半導体関連株に軟調が目立ったものの、NYダウは3日続伸し最高値を更新した。これを受けて東京市場も寄り付きこそ高く始まったが、その後はすぐに値を消す展開でマイナス圏に沈んだ。一時は300円あまり下落したものの、その後は買い直され再浮上した。後場寄りはいったん下げに転じたが、その後は一貫して下値を切り上げる展開となった。外国為替市場ではドル高・円安が進み、これが市場センチメント改善に寄与した形だ。業種別では33業種中27業種が高く、個別株もプライム市場全体の8割近い銘柄が上昇した。なお、TOPIXは最高値を更新している。
個別では、フジクラ<5803>が買い優勢、古河電気工業<5801>も上値指向、SWCC<5805>は値幅制限いっぱいに買われるなど電線株が人気となったほか、三井E&S<7003>が値を飛ばした。また、三井金属<5706>が商いを膨らませ急騰、三井海洋開発<6269>は値上がり率トップに買われた。キオクシアホールディングス<285A>、レーザーテック<6920>が高く、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクも上昇した。このほかオプトラン<6235>、メック<4971>、アジアパイルホールディングス<5288>などが大幅高となった。
半面、売買代金トップのソフトバンクグループ<9984>が下落。アドバンテスト<6857>が軟調。JX金属<5016>も冴えない。ファーストリテイリング<9983>も下値を探った。KOKUSAI ELECTRIC<6525>がストップ安、SUMCO<3436>も一時ストップ安で値下がり率トップに売り込まれた。日本マイクロニクス<6871>も大幅安。タカラトミー<7867>なども安い。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はTDK <6762>、中外薬 <4519>、ソニーG <6758>、フジクラ <5803>、日東電 <6988>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約167円。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はSBG <9984>、東エレク <8035>、ファストリ <9983>、アドテスト <6857>、リクルート <6098>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約287円。うち157円はSBG1銘柄によるもの。
東証33業種のうち上昇は27業種。上昇率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)医薬品、(3)ゴム製品、(4)銀行業、(5)証券・商品。一方、下落率の上位5業種は(1)金属製品、(2)情報・通信業、(3)小売業、(4)精密機器、(5)サービス業。
■個別材料株
△ランディクス <2981> [東証G]
26年3月期業績予想及び配当予想の上方修正と記念株主優待を好感。
△城南進研 <4720> [東証S]
記念配当と株主優待拡充を材料視。
△三井金 <5706> [東証P]
26年3月期業績予想及び配当予想を上方修正。
△SWCC <5805> [東証P]
通期業績・配当予想引き上げ。
△オプトラン <6235> [東証P]
7-9月受注高2.6倍。
△三井海洋 <6269> [東証P]
通期業績・配当予想を上方修正。
△ミナトHD <6862> [東証S]
4-9月期営業5割増益達成。
△ジオマテック <6907> [東証S]
次世代半導体向け材料「HRDP」専用ライン稼働開始。
△MTG <7806> [東証G]
今期経常は21%増で2期連続最高益、前期配当を7円増額・今期は5円増配へ。
△川西倉 <9322> [東証S]
7-9月期(2Q)経常は2%増益、今期配当を100円増額修正。
▼SUMCO <3436> [東証P]
非開示だった今期経常は赤字転落、未定だった配当は1円減配。
▼コクサイエレ <6525> [東証P]
今期最終を23%下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)三井海洋 <6269>、(2)三井金属 <5706>、(3)SWCC <5805>、(4)オプトラン <6235>、(5)メック <4971>、(6)アジアパイル <5288>、(7)アキレス <5142>、(8)ユニチカ <3103>、(9)日揮HD <1963>、(10)SREHD <2980>。
値下がり率上位10傑は(1)SUMCO <3436>、(2)コクサイエレ <6525>、(3)日本マイクロ <6871>、(4)日本化 <4092>、(5)サンケン <6707>、(6)タカラバイオ <4974>、(7)アイコム <6820>、(8)タカラトミー <7867>、(9)シュッピン <3179>、(10)ノーリツ <5943>。
【大引け】
日経平均は前日比220.38円(0.43%)高の5万1063.31円。TOPIXは前日比37.75(1.14%)高の3359.33。出来高は概算で27億8471万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1259、値下がり銘柄数は316となった。東証グロース250指数は727.33ポイント(17.59ポイント高)。
[2025年11月12日]
株探ニュース
この銘柄の最新ニュース
オプトランのニュース一覧- 週間ランキング【業種別 騰落率】 (11月28日) 2025/11/29
- 決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】 … 三井E&S、メルカリ、エムスリー (11月7日~13日発表分) 2025/11/15
- 前日に動いた銘柄 part1 日東紡績、SWCC、三井海洋開発など 2025/11/13
- 前日に「買われた株!」総ザライ (1) ―本日につながる期待株は?― 2025/11/13
- 決算プラス・インパクト銘柄 【東証プライム】引け後 … ソニーG、ネクソン、住友不 (11月11日発表分) 2025/11/12
#日経平均株価の見通し材料 の最新ニュース
マーケットニュース
- 東京株式(大引け)=536円安と4日ぶり反落、主力株に利益確定売り膨らむ (12/05)
- <動意株・5日>(大引け)=弁護士COM、テクノロジー、ノーリツなど (12/05)
- 5日香港・ハンセン指数=終値26085.08(+149.18) (12/05)
- 欧米為替見通し:ドル・円は下げ渋りか、米利下げ観測も円売りが下支え (12/05)
おすすめ条件でスクリーニング
オプトランの取引履歴を振り返りませんか?
オプトランの株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは
※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。
オプトランの株価を予想してみませんか?
ネット証券比較
みんかぶおすすめ
\ 投資・お金について学ぶ入門サイト /