大引けの日経平均は昨年末比451.76円安の23204.86円となった。東証1部の売買高は12億1971万株、売買代金は2兆2246億円だった。業種別では、海運業、空運業、水産・農林業が下落率上位で、その他も全般軟調。鉱業と石油・石炭製品の2業種のみ上昇した。東証1部の値下がり銘柄は全体の85%、対して値上がり銘柄は13%となった。
個別では、トヨタ自<7203>、任天堂<7974>、三菱UFJ<8306>、東エレク<8035>、村田製<6981>など売買代金上位は全般軟調。三菱UFJはインドネシア子会社に係る減損損失計上を発表している。日経平均寄与度の大きいソフトバンクG<9984>が4%近い下落となり、ファーストリテ<9983>も3%安と下げが目立った。海運株は地政学リスクの高まりで売りがかさみ、商船三井<9104>が4%超の下落。中小型株の一角にも利益確定の売りが広がり、ツナグGHD<6551>などが東証1部下落率上位に顔を出した。一方、売買代金上位ではキーエンス<6861>が堅調で、ソニー<6758>やキヤノン<7751>も小幅に上昇。原油高に伴い国際帝石<1605>や石油資源<1662>、JXTG<5020>などの関連銘柄が買われ、防衛関連の石川製<6208>や豊和工<6203>はストップ高を付けた。
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