大引けの日経平均は前日比42.00円高の26447.87円となった。東証プライム市場の売買高は8億8908万株、売買代金は1兆9956億円だった。セクターでは小売、銀行、空運が上昇率上位になった一方、輸送用機器、電気機器、機械が下落率上位になった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の70%、対して値下がり銘柄は26%だった。
個別では、三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>、りそなHD<8308>の銀行、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>の保険が全般上昇。メルカリ<4385>、エムスリー
<2413>、サイボウズ<4776>、ラクス<3923>などのグロース株も高い。午後に冷や水を浴びせるような報道もあったが、中国でのコロナ規制緩和を受けてリオープン・インバウンド関連が軒並み大幅高となり、JAL<9201>、ANAHD<9202>、JR西日本<9021>、JR東海<9022>のほか、マツキヨココカラ<3088>、パンパシHD<7532>、共立メンテナンス<
9616>、日本空港ビルデング<9706>などが大幅高となった。高島屋<8233>は好決算と通期計画の上方修正も加わり急伸。三越伊勢丹HD<3099>、Jフロント<3086>も連れて大幅高。資生堂<4911>、コーセー<4922>などの化粧品関連も軒並み急伸した。米イーライリリーとライセンス契約を締結したペプチドリーム<4587>は急騰となった。
一方、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、アドバンテスト<6857>、信越化学<4063>、ディスコ<6146>、ファナック<6954>、ダイキン<6367>、SMC<6273>、TDK<6762>、ローム<6963>など値がさ株やハイテク株で軟調なものが多く見られた。また、為替の動きに大きな変化はなかったが、トヨタ自<7203>、ホンダ<7267>、日産自<7201>、デンソー<6902>など輸送用機器が全般下落。業績予想を下方修正したパンチ工業<6165>、配当を増額も株主優待制度の一部を廃止したVTHD<7593>、今期減益見通しを示した象印<7965>、好決算ながらも出尽くし感が先行したしまむら<8227>、などが大きく下落。商品棚卸の計上ミスで第1四半期業績を遡及修正したシルバーライフ<9262>は急落した。
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