ソディック、今期経常を一転72％減益に下方修正

　ソディック <6143> が8月7日大引け後(15:00)に決算を発表。20年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比82.5％減の3.6億円に大きく落ち込んだ。
　併せて、通期の同利益を従来予想の38億円→10億円(前期は35.5億円)に73.7％下方修正し、一転して71.9％減益見通しとなった。

　会社側が発表した上期実績と通期計画に基づいて、当社が試算した7-12月期(下期)の連結経常利益は前年同期比57.0％減の6.3億円に大きく落ち込む計算になる。

　直近3ヵ月の実績である4-6月期(2Q)の連結経常損益は4.2億円の黒字(前年同期は0.9億円の赤字)に浮上し、売上営業利益率は前年同期の0.2％→3.2％に改善した。

株探ニュース

会社側からの【修正の理由】
　2020年12月期通期連結業績予想につきましては、2020年2月14日に公表いたしました期初の予想値には、新型コロナウイルス感染拡大の影響を合理的に算定することが難しく、その影響額を織り込んでおりませんでしたが、現時点で入手可能な情報に基づき、通期連結業績予想を修正いたします。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大は、一旦は収束に向かっていた地域でも再び増加傾向にあるなど、依然として先行きの予想が難しい状況にあり、下期においても不透明な状況が継続するものと見込んでおります。このような事業環境のなか、当社グループにおいては、事業環境の変化に臨機応変に対応しつつ、収束後の経済活動拡大に向けた取り組みを着実に行ってまいります。また、全社レベルでの経費削減や投資の抑制などによる経営効率化を推し進め、業績の回復に努めてまいります。なお、上記の修正予想の前提となる下期の主な為替レートは、１ドル106円、１ユーロ123円を想定しております。※上記の予想は現時点で入手可能な情報に基づいたものであり、実際の業績は今後さまざまな要因によって異なる結果となる可能性があります。