トレンド転換で大きな値幅狙い
近年では食品機械事業の新工場が稼働を開始して生産工程を集約、効率化を進めており、足元では海外の日本食ブームが追い風となって同事業が伸びている。主力の工作機械事業では、金属3Dプリンターで造形した複雑な形状の金型をすぐに射出成形機で活用して製品を打ち出せる生産システムを開発するなど攻勢に出ており、今後の大きな収益源となることも期待される。
株価は2月の市場暴落を含めて中期的に調整局面に入っているとみられるが、足元では先週で底入れの兆しも窺える。先週の安川電機(6506)決算も内容的には非常に良好なものであったことから、同セクターにおける業績期待は日本株のなかでも指折りのものと言えるだろう。PER等の株価バリュエーションには割安感があり、需給逆転でリバウンド相場に入ってくるものとみられる。
業種:機械
時価総額:709億円
PER:12.44倍
PBR:1.13倍