米国株が高安まちまちだったことから、週明けの東京市場も小動きで取引を開始。3
8000円割れから押し目買いが入ったことで切り返す場面もみられたが、買いは続かず。決算発表銘柄を中心とした売買が続いたことから指数は方向感に乏しく、日経平均は日足の一目均衡表の雲下限が位置する38200円水準でのもみ合いとなった。
大引けの日経平均は前営業日比49.65円安(-0.13%)の38179.46円となった。東証プライム市場の売買高は19億7474万株、売買代金は4兆6093億円。業種別では、不動産業、建設業、水産・農林業、金属製品、輸送用機器などが下落した一方、繊維製品、その他製品、精密機器、空運業、ガラス・土石製品などが上昇した。東証プライム市場の値上がり銘柄は48%、対して値下がり銘柄は48%となっている。
日経平均採用銘柄では、先週末に決算を発表した東エレク<8035>は今期増益見通しだが、市場の期待値には届かないとの見方が強かったことから売り買いが交錯しマイナスで終えた。このほか、コムシスHD<1721>、三井不動産<8801>、クボタ<6326>、オークマ<6103>、セコム<9735>も決算内容が嫌気されて売られた。また、後場に決算を発表した清水建設<1803>、大成建設<1801>がそろって大幅安となった。
ミネベアミツミ<6479>は今期業績予想の好調が伝わったことで買い優勢となった。
しずおかフィナンシャルグループ<5831>は、自社株消却などが材料視されて買われたほか、オリンパス<7733>も今期大幅増益見通しがポジティブ視されて上昇し年初来高値を更新。また、デンカ<4061>、村田製作所<6981>、AGC<5201>が買われた。このほか、ランチタイムに決算と政策保有株売却を原資とした自社株買いを今後行うと発表した東レ<3402>が後場買われた。
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