大引けの日経平均は前日比30.80円安の27899.77円となった。東証プライム市場の売買高は11億2625万株、売買代金は2兆9865億円だった。セクターでは海運、サービス、精密機器が下落率上位となった一方、保険、医薬品、電気・ガスが上昇率上位となった。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の41%、対して値上がり銘柄は54%だった。
個別では、米アプライド・マテリアルズの予想を上回る決算を受けてアドバンテスト<6857>、ソシオネクスト<6526>の半導体関連の一角が上昇。為替の円安により日産自<7201>、マツダ<7261>、三菱自<7211>の自動車が大幅高。NTT<9432>、KDDI<9433>の通信、エーザイ<4523>、アステラス製薬<4503>、武田薬<4502>の医薬品、味の素<2802>、ヤクルト本社<2267>、東洋水産<2875>の食料品など、ディフェンシブ性の高いセクターが堅調だった。インドの主要二輪車メーカーから燃料噴射システムを受注したミクニ<7247>は急伸。トランス・コスモス<9715>は国内証券による新規買い推奨が材料視された。前日の決算説明会の内容が好感された日本電波工業<6779>が大幅に上昇した。リンクアンドモチベーション<2170>はレーティング格上げで大きく上昇した。
一方、レーザーテック<6920>が連日の急落となったほか、東エレク<8035>、ディスコ<6146>、スクリン<7735>など半導体関連は軟調なものが多かった。また、ソフトバンクG<9984>のほか、メルカリ<4385>、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>、マネーフォワード<3994>のグロース株、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>
の海運大手などが大きく下落した。キーエンス<6861>、HOYA<7741>、信越化学<4063>
など値がさ株も軟調。東証プライム市場の値下がり率上位にはネットプロHD<7383>、チェンジ<3962>、メドピア<6095>、Sansan<4443>など中小型グロース株が多く入った。
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