33260.14円と続落スタート。前場は手掛かりなく方向感のない展開だった。後場に入りダウ平均先物の底堅さなどが支援材料となりプラス圏で推移した。
大引けの日経平均は前日比165.67円高の33486.89円となった。東証プライム市場の売買高は23億6681万株、売買代金は5兆5792億円だった。セクターでは、海運業、証券・商品先物取引業、医薬品などを筆頭に多くのセクターで上昇。一方、パルプ・紙、サービス業、水産・農林業などを筆頭に下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の61%、対して値下がり銘柄は36%だった。
個別では、前日の決算説明会が好感されたランドコンピ<3924>、大真空<6962>が大幅上昇。国内証券が新規にカバレッジを開始した黒崎播磨<5352>が年初来高値を更新した。また、メモリテスタの技術説明会を開催したアドバンテスト<6857>が続伸し、この説明会を受けてTOWA<6315>、マイクロニクス<6871>などがHBM関連として物色された。株式売出の実施を正式に発表したデンソー<6902>は続伸した。そのほか、国内証券が目標株価を引き上げた日本ケミコン<6997>、クラウドサービス関連として個人の関心が向かった東証スタンダードのショーケース<3909>などが大幅上昇した。
一方、デンソー株売却による資本効率の向上が期待され昨日買われた豊田織<6201>が反落。前日の決算発表が嫌気されたACCESS<4813>、前日に業績上方修正も出尽くし感が先行した伊藤園<2593>が下落。東証スタンダードでは、東証に特設注意市場銘柄に指定されたアルデプロ<8925>が急落、東証グロースでは日証金による品貸料の臨時措置が発表された地盤ネットHD<6072>が急落した。
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