■値がさハイテク株への押し目狙い
■DyDo、1Q営業損失 赤字拡大 ▲6.11億円
■前場の注目材料:ファナック、大型ワイヤ放電加工機を追加、厚さ500mmのワーク対応
■値がさハイテク株への押し目狙い
28日の日本株市場は、膠着ながらも底堅い相場展開になりそうだ。27日の米国市場は、メモリアルデーの祝日で休場だった。英国市場はスプリング・バンク・ホリデーのため休場となっており、本日も市場参加者が限られるなか、積極的な売買は手控えられそうである。シカゴ日経225先物は大阪比20円高の38950円(時間外)。円相場は1ドル156円90銭台で推移している。
日経225先物のナイトセッションは小幅な値動きではあったが、75日線、ボリンジャーバンドの+1σ水準を上回っての推移だった。昨日の日経平均株価はこう着ながらも、終盤にかけて強含みの展開となり、高値引けであった。反動安も意識されやすいところであるが、先物市場での底堅い値動きのなか、押し目待ち狙いの買い意欲は強そうであり、下値の堅さが意識される局面においては、売り方の買い戻しが入りやすい需給状況と考えられる。
昨日は指数インパクトの大きい値がさハイテク株は高安まちまちだったものの、東エレク<8035>は小幅な下落であった。祝日明けの米国市場でハイテク株の買いが継続する展開が意識されてくるようだと、ハイテク株への買い戻しを誘う流れにもなりやすいだろう。そのため、日中はグローベックスのナスダック100先物などの動向を睨みながらの展開になりそうである。
物色としては東エレクのほか、アドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>など指数インパクトの大きい値がさハイテク株のほか、昨日は海運株などPBR1倍割れの銘柄などへの物色が強まっていた。PBR1倍割れの割安銘柄およびセクターへの物色が継続するかを見極めたいところであろう。なお、中国政府が米国の規制強化を受け、半導体産業を支援する新たな政府系ファンドを立ち上げたことが分かったと報じられており、半導体株への思惑材料になりそうだ。
■DyDo、1Q営業損失 赤字拡大 ▲6.11億円
DyDo<2590>が発表した2025年1月期第1四半期業績は、売上高が前年同期比12.9%増の531.64億円、営業損益は6.00億円の赤字(前年同期は5.39億円の赤字)だった。国内飲料事業においては、自販機市場で、天候不順の影響を受け、前年を下回る水準で推移。海外飲料事業は、中核となるトルコ飲料事業においては、戦略的な価格設定と販売促進活動を機動的に実施したことにより、販売ボリュームと販売単価をともに伸ばした。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(38900.02、+253.91)
・1ドル=156.90-00円
・大阪夜間取引の日経先物は上昇(38980、大阪日中比+50)
・米国のインフレ沈静化期待
・東証による企業価値向上の要請
・ファナック<6954>大型ワイヤ放電加工機を追加、厚さ500mmのワーク対応
・三菱重<7011>トヨタなど4社で、脱炭素燃料普及で連携、30年ごろ市場導入狙う
・帝人<3401>福井経編興業などと心疾患向け血管修復パッチ来月発売
・三井物産<8031>ボルタなど3社で、リチウム電池再資源化、共同出資会社を設立
・住友商事<8053>建機の遠隔操作装置を国内販売、中国社の総代理店に
・三菱電機<6503>米ロボ新興に追加出資、FAソフトなど強化
・ニッパツ<5991>上村和久氏、電動化向け生産・受注強化
・ヒラノテクシード<6245>売上高27年度510億円、塗工機供給を拡大
・ミマキエンジ<6638>紙製インクカートリッジの海外出荷を開始
・アンリツ<6754>業務用無線の電力測定、パワーセンサー
・千代化建<6366>木幡計器と提携、アナログ計器を遠隔監視
・航空電子<6807>車載コネクターFPC対応、電池容量増に貢献
・日本ケミコン<6997>車載コンデンサー拡充、大容量型2サイズ追加
・積水化<4204>都と、港湾でペロブスカイト太陽電池の耐久性検証
・三浦工業<6005>中部電と連携、アンモニア混焼ボイラ開発
・GEI<9212>日本製紙など3社が、SAF普及団体に加盟、国産木材活用
・戸田建設<1860>山岳トンネル用ロボ開発、覆工コンクリを自動打設
・熊谷組<1861>上田真氏、不動産・中大規模木造を育成
・日本特殊陶業<5334>新興支援ファンドで水素・炭素循環に投資
・メンバーズ<2130>サステナ情報の収集・分析支援、ローコード開発活用
・ADEKA<4401>韓国に半導体成膜材料の開発拠点
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・10:30 豪・4月小売売上高(前月比予想:+0.2%、3月:-0.4%) <ST>
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