東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が1100を超え、全体の7割超を占めた。セクター別では、パルプ紙、金属製品、不動産、ゴム製品など26業種が上昇。一方、非鉄金属、繊維製品、鉱業、海運など7業種が下落した。指数インパクトの大きいところでは、東エレク<8035>、ファナック<6954>、TDK<6762>、塩野義<4507>、ソニーG<6758>が堅調だった半面、アドバンテス<6857>、ファーストリテ<9983>、フジクラ<5803>、イビデン<4062>、ソフトバンクG<9984>が軟調だった。
前日の米国市場は、サンタクロースラリーへの期待から主要株価指数はそろって上昇し、NYダウとS&P500種指数は史上最高値を更新した。この流れを引き継ぎ、日経平均の上げ幅は一時160円を超えた。半導体関連株の一角が値を上げた一方、国内長期金利の上昇傾向が一服していることから、利ざや改善期待などから直近で買われてきたメガバンクなど金融株には利食い売りが続いたほか、貴金属市況の上昇を背景に値を上げていた非鉄株などにも利食いが目立っていた。
海外市場の休みのため、東京市場は方向感が出にくく、小幅な値動きにとどまった。また、注目された植田和男日銀総裁の講演では、「利上げによる金融緩和度合いの適切な調整は物価目標のスムーズな実現と息の長い成長につながる」などと発言したが、相場への影響がなかったことも様子見ムードを強める形になったようだ。目先は材料株物色での幕間つなぎになりそうだが、低迷が続いていたグロース250指数が大きく上昇しており、個人主体の中小型株での短期的な値幅取りが活発化しそうだ。
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