個別では、前の週末に決算発表したメルカリ<4385>が週間で14.0%高。その他マザーズ時価総額上位ではJTOWER<4485>が同18.8%高、プラスアルファ・コンサルティング<4071>が同22.3%高と大きく上昇した。売買代金上位でも、新サービス発表のFRONTEO<2158>や電気自動車(EV)関連の日本電解<5759>など大幅高となった銘柄が多く、前の週発表の資本提携を材料視した買いが続いたINCLUSIVE<7078>は週間のマザーズ上昇率トップとなった。一方、グローバルウェイ<3936>やBASE<4477>は売り優勢で、中村超硬<6166>などが下落率上位に顔を出した。ジャスダック主力では、前の週に決算発表を受けて売られた東映アニメーション<4816>が同4.4%高。ワークマン<7564>は10月既存店売上が減収だったが、同7.3%高となった。売買代金上位ではセプテーニ・HD<4293>などが買われ、シーズメン<3083>は1週間で約2.8倍に急伸した。一方、セリア<2782>は同4.4%安。フェローテックHD<6890>も利益確定売り優勢で、テクノホライゾン<6629>などが週間のジャスダック下落率上位に顔を出した。IPOでは、フロンティア<4250>が福証Q‐Boardへ、Photosynth<4379>がマザーズへ新規上場したが、初値の伸び悩みが続いた。
来週の新興市場では、引き続きマザーズ指数のしっかりとした動きに期待したい。中期的なもち合い圏を脱したわけではないが、足元で売買代金の増加を伴って強い動きを示している点には安心感がある。ここまで弁護士ドットコム<6027>、メルカリなど主力IT株の決算反応は良好。国内政治を巡る警戒感が和らいだことに加え、米国で早期利上げ観測が後退していることも内需系グロース(成長)株中心のマザーズにとって追い風として働いているのだろう。ただ、それだけに11月10日発表の米10月消費者物価指数(CPI)への市場反応は注視したい。
来週は、11月8日にワークマン、10日にJTOWER、11日に日本マクドナルドHD<2702>、GMOフィナンシャルゲート<4051>、そーせいグループ<4565>、12日にプラスアルファ、セーフィー<4375>、フリー<4478>、ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>、フェローテックHD、ウェルスナビ<7342>などが決算発表を予定している。新興市場でも決算発表のピークを迎え、上場後初の発表となるセーフィーのほか、成長期待から再躍進中のJTOWERなど注目企業が多数ある。
IPO関連では、11月9日に日本調理機<2961>が東証2部へ新規上場する。株式需給・株価指標の両面で懸念は乏しく、穏当な初値形成となりそうだ。なお、今週はフレクト<4414>(12月10日、マザーズ)の新規上場が発表されている。
<FA>
この銘柄の最新ニュース
日本電解のニュース一覧- 週間ランキング【値下がり率】 (12月27日) 2024/12/28
- <最も25日平均線との乖離幅が拡大している銘柄> 12月27日 2024/12/28
- [PTS]デイタイムセッション終了 15時30分以降の上昇628銘柄・下落1723銘柄(東証終値比) 2024/12/27
- <最も25日平均線との乖離幅が拡大している銘柄> 12月26日 2024/12/27
- <最も25日平均線との乖離幅が拡大している銘柄> 12月25日 2024/12/26
マーケットニュース
- 新春3大テーマを追う(3)地方創生「石破政権の看板政策」 <株探トップ特集> (01/06)
- 明日の株式相場に向けて=米国発・量子コンピューター爆騰は序章か (01/06)
- 6日香港・ハンセン指数=終値19688.29(-71.98) (01/06)
- 欧米為替見通し:ドル・円は伸び悩みか、米金利にらみドル高継続も円買いに警戒 (01/06)
おすすめ条件でスクリーニング
日本電解の取引履歴を振り返りませんか?
日本電解の株を取引したことがありますか?みんかぶアセットプランナーに取引口座を連携すると売買履歴をチャート上にプロットし、自分の取引を視覚的に確認することができます。
アセットプランナーの取引履歴機能とは※アセプラを初めてご利用の場合は会員登録からお手続き下さい。