日経平均株価
始値 33768.69
高値 33772.89(09:00)
安値 33231.56(13:13)
大引け 33370.42(前日比 -335.66 、 -1.00% )
売買高 13億1368万株 (東証プライム概算)
売買代金 3兆6722億円 (東証プライム概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は反落、一時470円あまり下げる場面も
2.前週末の米株安も、前場は円安追い風にプラス圏着地
3.後場に先物主導で値を崩す、アジア株安で利食い優勢
4.今晩の米株市場が休場、海外投資家の買いも限定的に
5.中小型株は強さ発揮、値上がり銘柄数が1000を上回る
■東京市場概況
前週末の米国市場では、NYダウは前日比108ドル安と反落した。RB高官らの発言を受けて金融引き締めの長期化を懸念する売りが優勢となった。
週明けの東京市場では、前引けに日経平均株価がプラス圏で着地したが、後場に入り大きく値を崩した。一時下げ幅は470円あまりに達する場面もあった。
19日の東京市場は、前週末の米株市場でNYダウなど主要株価指数が揃って軟調だったことから、利益確定売りを誘発した。ただ、前場は外国為替市場で円安に傾いていたことで、輸出株中心に押し目買いが入り小幅プラス圏を確保した。ところが後場に入ると先物を絡めた売りが噴出、日経平均は波乱含みの下げに見舞わる形に。円安が一服したことやアジア株市場が総じて安かったことなどが嫌気され、再び利食い急ぎの動きが表面化し全体相場を押し下げた。本日は米国株市場が休場となることから、海外機関投資家も米系ファンドの参戦が少なく、そのぶん国内勢の売りがこなし切れなかった面もあるようだ。ただ、個別株は中小型株が強く、プライム市場の値上がり銘柄数は1000を上回り、値下がり銘柄数を大幅に上回っている。
個別では、レーザーテック<6920>、アドバンテスト<6857>、東京エレクトロン<8035>などが利益確定売りに押され、キーエンス<6861>、ルネサスエレクトロニクス<6723>なども冴えない。日本製鉄<5401>、オリエンタルランド<4661>なども軟調。ツバキ・ナカシマ<6464>が大きく売られたほか、豊田通商<8015>、三井金属<5706>なども下落した。住友金属鉱山<5713>なども安い。
半面、ソシオネクスト<6526>がプラス圏を維持し、三菱商事<8058>も頑強。三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクも堅調。ニデック<6594>が上昇し、武田薬品工業<4502>も値を上げた。このほか、さくらインターネット<3778>が連日のストップ高となったほか、ANYCOLOR<5032>も値幅制限いっぱいに買われた。JNSホールディングス<3627>、RPAホールディングス<6572>、カナミックネットワーク<3939>なども大幅高となった。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はテルモ <4543>、ニデック <6594>、武田 <4502>、安川電 <6506>、セブン&アイ <3382>。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約20円。うち11円はテルモ1銘柄によるもの。
日経平均へのマイナス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983>、東エレク <8035>、アドテスト <6857>、SBG <9984>、信越化 <4063>。5銘柄の指数押し下げ効果は合計で約193円。
東証33業種のうち上昇は9業種。上昇率の上位5業種は(1)銀行業、(2)パルプ・紙、(3)水産・農林業、(4)保険業、(5)電気・ガス業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)鉱業、(3)輸送用機器、(4)鉄鋼、(5)海運業。
■個別材料株
△アルファCo <3434> [東証S]
27年3月期営業益目標55億円とする中期計画を策定。
△クロスマーケ <3675> [東証P]
国内最大規模の疾患情報パネルの更新を発表。
△エーアイ <4388> [東証G]
「ChatGPT」活用した法人向けAIチャットサービスの提供開始。
△エニーカラー <5032> [東証P]
業績再評価の動き強まり物色人気に。
△Arent <5254> [東証G]
建設業界のDXコンサルで頭角現す。
△ジーテクト <5970> [東証P]
中長期の経営目標と株主還元方針を評価。
△コーセル <6905> [東証P]
24年5月期は連続増益で6円増配を予想。
△ポート <7047> [東証G]
24年3月期の営業利益予想を上方修正。
△ピアズ <7066> [東証G]
凸版 <7911> [東証P]の音声翻訳サービスにオンライン接客システム提供。
△ジャムコ <7408> [東証P]
「ボーイングとエアバスが長期需要予測を上方修正」との報道。
▼トーメンデバ <2737> [東証P]
24年3月期業績及び配当予想を下方修正。
▼ツバキナカ <6464> [東証P]
23年12月期業績予想と配当計画を下方修正。
東証プライムの値上がり率上位10傑は(1)さくらネット <3778>、(2)エニーカラー <5032>、(3)JNS <3627>、(4)カナミックN <3939>、(5)コーセル <6905>、(6)RPA <6572>、(7)ジーテクト <5970>、(8)力の源HD <3561>、(9)オープンドア <3926>、(10)リブセンス <6054>。
値下がり率上位10傑は(1)トーメンデバ <2737>、(2)ギフトHD <9279>、(3)ツバキナカ <6464>、(4)加藤製 <6390>、(5)豊田通商 <8015>、(6)レーザーテク <6920>、(7)三井金 <5706>、(8)フクシマガリ <6420>、(9)DOWA <5714>、(10)東京製鉄 <5423>。
【大引け】
日経平均は前日比335.66円(1.00%)安の3万3370.42円。TOPIXは前日比9.86(0.43%)安の2290.50。出来高は概算で13億1368万株。東証プライムの値上がり銘柄数は1065、値下がり銘柄数は706となった。東証マザーズ指数は852.37ポイント(22.00ポイント高)。
[2023年6月19日]
株探ニュース
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