大引けの日経平均は前日比103.94円高の25820.80円となった。東証プライム市場の売買高は11億2800万株、売買代金は2兆5881億円だった。セクターではガラス・土石、電気機器、サービスが上昇率上位となった一方、保険、銀行、空運が下落率上位となった。東証プライム市場の値上がり銘柄は全体の36%、対して値下がり銘柄は61%だった。
個別では、米SOX指数の大幅反発を好感し、レーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>が大きく上昇。ソフトバンクG<9984>やソニーG<6758>、信越化学<4063>など指数寄与度の大きい銘柄のほか、日本電産<6594>、村田製<6981>、イビデン<4062>などのハイテク、リクルートHD<6098>、メルカリ<4385>などのグロース株も高い。東証プライム市場の値上がり率上位には板硝子<5202>、楽天G<4755>、マルマエ<6264>、MonotaRO<3064>、新光電工<6967>などが入った。JPHD<2749>やポピンズ<7358>、グローバルキッズ<6189>は岸田首相の「異次元の少子化対策」の表明が手掛かりとなった。
一方、郵船<9101>、商船三井<9104>、川崎汽船<9107>の海運、三菱重工<7011>、川崎重工<7012>、IHI<7013>の原発・防衛関連、INPEX<1605>、住友商事<8053>、三菱マテリアル<5711>などの景気敏感株などが軟調。JR東海<9022>、JR西日本<9021>、JAL<9201>、ANAHD<9202>、ラウンドワン<4680>、パンパシHD<7532>などのリオープン・インバウンド関連の一角も冴えない。三菱UFJ<8306>、三井住友<8316>、みずほFG<8411>、りそなHD<8308>の銀行、第一生命HD<8750>、T&DHD<8795>、東京海上HD<8766>の保険など金融関連には総じて利益確定売りが広がった。
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