あす(25日)の株式相場見通し=配当権利取りの動き交え底堅い、米株と為替動向に左右
米国では9月のFOMCで量的緩和の縮小が見送られたことはマーケットにポジティブサプライズとなったが、その後、連銀総裁の発言などで10月のFOMCで出口戦略に踏み出すとの思惑が株価軟調の背景となっている。量的緩和縮小のタイミングや規模は為替の動向にも影響を与えるだけに、引き続き株式市場は不透明感を引きずることになりそうだ。もっとも、シリア情勢の不安心理後退や、中国・欧州景気に対する警戒感が和らいでいることは、全般リスクオンの流れを形成する要因としてプラスに働いている。
スケジュール面では国内ではエンビプロ・ホールディングス<5698.T>が東証2部に新規上場する。海外では米8月の耐久財受注、米8月の新築住宅販売件数の発表が予定されており、米国の量的緩和縮小時期を占ううえでも重要視される。
出所:株経通信(株式会社みんかぶ)
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