日経平均株価
始値 22274.13
高値 22305.63(09:01)
安値 22058.39(14:56)
大引け 22090.12(前日比 -187.85 、 -0.84% )
売買高 11億8826万株 (東証1部概算)
売買代金 2兆2288億円 (東証1部概算)
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■本日のポイント
1.日経平均は6日ぶり反落、目先利益確定売り圧力が表面化する展開に
2.前日までの5営業日で日経平均は600円近い上昇、その反動が出た格好
3.週末に米国や欧州、アジア株市場が休場となることで持ち高調整の売りも
4.業種別では自動車がしっかりした動きをみせたが、医薬品が足を引っ張る
5.値下がり銘柄数は1900超え、全体の9割の銘柄が下落する全面安商状
■東京市場概況
前日の米国市場では、NYダウは3ドル安と小反落した。高値警戒感から方向感に欠ける展開となり、医療保険のユナイテッド・ヘルスや製薬のメルク、ファイザーといったヘルスケア株が軟調だった。
東京市場では、利益確定売りに押された。朝方は売り買いを交錯させていたが、前場中ごろから下げ基調を強め、日経平均株価の下げ幅は一時200円を超えた。
18日の東京市場は、前日の米国株市場が上昇一服ムードとなったことで、これまで潜在していた利益確定の売り圧力が表面化した。前日まで日経平均は5日続伸でこの間に株価水準を600円近く上昇させていたこともあり、その反動が出た形。週末に米国や欧州、アジアの主要市場が休場となることから、海外投資家の持ち高調整の売り圧力も反映された。取引時間中は外国為替市場でドル安・円高に推移したことや、中国、香港、韓国などアジア株が総じて安かったことも買いを手控えさせた。業種別では自動車株がしっかりだったものの、33業種中30業種が値を下げ、特に医薬品株の下げが大きく全体地合い悪を助長した。東証1部の値下がり銘柄数は1900を超え、全体の9割の銘柄が下落する全面安商状だった。
個別では、ソフトバンクグループ<9984>、任天堂<7974>などが安く、武田薬品工業<4502>も値を下げた。ソニー<6758>、キヤノン<7751>も下落した。かんぽ生命保険<7181>の下値模索が続き、JT<2914>も冴えない。ベクトル<6058>、メガチップス<6875>が大幅安、いちご<2337>の下げも目立った。ネオス<3627>が水準を切り下げ、千代田化工建設<6366>も利益確定売りが継続した。enish<3667>も安い。
半面、商いを伴いファーストリテイリング<9983>の上値追いが続いている。楽天<4755>も堅調。キーエンス<6861>、デンソー<6902>が高く、トヨタ自動車<7203>も買いが優勢だった。JVCケンウッド<6632>、TOKYO BASE<3415>が急伸、ウエルシアホールディングス<3141>も活況高となった。日亜鋼業<5658>、アイシン精機<7259>なども上昇した。
日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄はファストリ <9983> 、スズキ <7269> 、デンソー <6902> 、ホンダ <7267> 、TDK <6762> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約47円。うち32円はファストリ1銘柄によるもの。
一方、マイナス寄与の上位5銘柄はSBG <9984> 、テルモ <4543> 、アステラス <4503> 、第一三共 <4568> 、塩野義 <4507> 。押し下げ効果は約68円。
東証33業種のうち上昇は輸送用機器、ゴム製品、鉱業の3業種のみ。下落率の小さかった5業種は(1)空運業、(2)石油石炭製品、(3)銀行業、(4)小売業、(5)非鉄金属。一方、下落率の大きかった5業種は(1)医薬品、(2)精密機器、(3)パルプ・紙、(4)金属製品、(5)水産・農林業。
■個別材料株
△ウエストHD <1407> [JQ]
3.56%を上限に自社株買いを実施。
△ウエルシア <3141>
定款の事業目的を新たに追加へ。
△八洲電機 <3153>
前期経常を4%上方修正・最高益予想を上乗せ。
△ファルコム <3723> [東証M]
「イース8 -Lacrimosa of DANA-」を世界配信。
△アクロディア <3823> [東証2]
「オンラインビンゴカジノシステム」の開発完了し提供開始へ。
△オリコン <4800> [JQ]
前期経常を15%上方修正。
△日亜鋼 <5658>
前期経常を一転19%増益に上方修正。
△JVCケンウ <6632>
野村證券が買い推奨に格上げ。
△識学 <7049> [東証M]
従業員向け研修サービスの開発・販売で基本合意。
△アルメディオ <7859> [東証2]
ナノマテリアルの開発及び製造販売開始へ。
▼ATAO <3550> [東証M]
スパークスが保有株割合減少。
▼キヤノン <7751>
19年2月期営業利益2割減との観測を嫌気。
東証1部の値上がり率上位10傑は(1)JVCケンウ <6632> 、(2)T-BASE <3415> 、(3)八洲電機 <3153> 、(4)ウエルシア <3141> 、(5)日亜鋼 <5658> 、(6)Jディスプレ <6740> 、(7)QBNHD <6571> 、(8)東洋電 <6505> 、(9)スギHD <7649> 、(10)アイシン <7259> 。
値下がり率上位10傑は(1)ベクトル <6058> 、(2)パイプドHD <3919> 、(3)メガチップス <6875> 、(4)いちご <2337> 、(5)前田工繊 <7821> 、(6)ネオス <3627> 、(7)クワザワ <8104> 、(8)キムラタン <8107> 、(9)加賀電子 <8154> 、(10)千代建 <6366> 。
【大引け】
日経平均は前日比187.85円(0.84%)安の2万2090.12円。TOPIXは前日比15.71(0.96%)安の1614.97。出来高は概算で11億8826万株。東証1部の値上がり銘柄数は192、値下がり銘柄数は1907となった。日経ジャスダック平均は3450.70円(23.54円安)。
[2019年4月18日]
株探ニュース
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