5日前場の取引では以下の3つのポイントに注目したい。
■株式見通し:日経平均は再びもち合いレンジの上限を意識したトレンド
■コカBJI、20/12業績予想 営業損失▲97.0億円、約900人の早期退職実施へ
■前場の注目材料:NEC、2360億円でスイス社買収、デジタル金融参入
■日経平均は再びもち合いレンジの上限を意識したトレンド
6日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。5日の米国市場ではNYダウが465ドル高と反発。トランプ大統領の早期回復期待から政局不安が後退、さらに、追加経済救済策を巡ってムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長が5日も交渉を継続したことが明らかになったため選挙前の合意期待も強まった。さらに、9月ISM非製造業景況指数が予想外に上昇したことも好感材料となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の23400円。円相場は1ドル105円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い優勢の展開から始まりそうである。米国市場では半導体株の強い値動きなども目立っており、指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりそうである。昨日の日経平均は買い先行後は小幅なレンジでの推移が続いていたが、先週末の下落部分は吸収しており、5日、25日線レベルを捉えている。本日はこれを上回ってくる可能性から、ショート筋の買い戻しを誘う流れが意識されやすいだろう。
買い一巡後は23500円を前に次第にこう着感が強まりそうであるが、トランプ大統領の早期回復によって売り方にとっては売り込みづらくさせそうである。日経平均は再びもち合いレンジの上限を意識したトレンド形成が期待されてくるため、押し目買い意欲が強まりやすいところ。そのため、買い一巡後はこう着感が強まるとしても、底堅さが意識されやすいだろう。また、昨日の東証1部の売買代金は辛うじて2兆円を上回る薄商いであったが、懸念要因が後退したことにより、商いが膨らんでくるかが注目されよう。
物色については、コア銘柄はインデックスに絡んだ商いが中心となるため、先物の動向やグローベックスの米株先物を睨んでの展開になりそうだ。一方で個人主体の資金については、引き続きIPO銘柄を中心とした強いトレンドを形成している銘柄での値幅取り狙いの売買が中心になりそうである。そのほか、政策に関連したテーマ株においても、物色対象の広がりは期待しづらいものの、中核となる銘柄に対しては資金が集中しやすいだろう。もっとも、米国の追加経済対策については依然として期待感での上昇であり、合意を見極めたいところであろう。報道に振らされやすい需給状況は変わらず、資金の逃げ足の速さも注視しておきたい。
■コカBJI、20/12業績予想 営業損失▲97.0億円、約900人の早期退職実施へ
コカBJI<2579>は2020年12月期業績予想を発表。売上高は前期比10.4%減の8197.00億円、営業損失は97.0億円(前期は553.89億円の赤字)、最終損失は70億円(同579.52億円の赤字)を見込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大で、販売が落ち込む。あわせて約900人の早期退職実施を発表。同社グループ会社に在籍し勤続1年以上の正社員のうち、組織変更などで異動となる社員で、退職日は2020年12月末日まで。通常の退職金に加えて特別退職加算金を支給し、再就職支援会社を通じて再就職を支援する。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23312.14、+282.24)
・NYダウは上昇(28148.64、+465.83)
・ナスダック総合指数は上昇(11332.49、+257.47)
・シカゴ日経225先物は上昇(23400、大阪比+120)
・1ドル105円70-80銭
・SOX指数は上昇(2295.56、+74.44)
・原油先物は上昇(39.22、+2.17)
・日銀のETF購入
・米経済対策への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展
・NEC<6701>2360億円でスイス社買収、デジタル金融参入
・大阪ガス<9532>22年春に導管分社、ガス小売り自由化促進
・豊田通商<8015>トゥゲンデに400万ドル出資、ウガンダで事業展開
・ニチリン<5184>欧でのホース生産を再編、コロナ禍影響・スペイン縮小
・愛知製鋼<5482>知多工場に排熱回収設備、30億円投資
・JUKI<6440>自動化を車関連に提案、22年売上高倍増
・KDDI<9433>AIで営業電話分析のレブコムに出資
・NEC<6701>東京医科歯科大と連携、健康管理サービス高度化
・パナソニック<6752>換気システム攻勢、高付加価値、アジア照準
・デンカ<4061>新型コロナとインフルエンザ、同時に検査可能、検体採取範囲を拡大
・富士フイルム<4901>ワクチン製造受託、VLP子会社から
・あすか製薬<4514>杏林製薬と前立腺薬を共同開発、臨床費用は折半
・日本触媒<4114>リチウム電池向け材料増産、関係会社に製造設備
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪・8月貿易収支(予想:+50.50億豪ドル、7月:+46.07億豪ドル)
<ST>
■株式見通し:日経平均は再びもち合いレンジの上限を意識したトレンド
■コカBJI、20/12業績予想 営業損失▲97.0億円、約900人の早期退職実施へ
■前場の注目材料:NEC、2360億円でスイス社買収、デジタル金融参入
■日経平均は再びもち合いレンジの上限を意識したトレンド
6日の日本株市場は、底堅い相場展開が見込まれる。5日の米国市場ではNYダウが465ドル高と反発。トランプ大統領の早期回復期待から政局不安が後退、さらに、追加経済救済策を巡ってムニューシン財務長官と民主党のペロシ下院議長が5日も交渉を継続したことが明らかになったため選挙前の合意期待も強まった。さらに、9月ISM非製造業景況指数が予想外に上昇したことも好感材料となった。シカゴ日経225先物清算値は大阪比120円高の23400円。円相場は1ドル105円70銭台で推移している。
シカゴ先物にサヤ寄せする格好から買い優勢の展開から始まりそうである。米国市場では半導体株の強い値動きなども目立っており、指数インパクトの大きい値がさ株への支援材料になりそうである。昨日の日経平均は買い先行後は小幅なレンジでの推移が続いていたが、先週末の下落部分は吸収しており、5日、25日線レベルを捉えている。本日はこれを上回ってくる可能性から、ショート筋の買い戻しを誘う流れが意識されやすいだろう。
買い一巡後は23500円を前に次第にこう着感が強まりそうであるが、トランプ大統領の早期回復によって売り方にとっては売り込みづらくさせそうである。日経平均は再びもち合いレンジの上限を意識したトレンド形成が期待されてくるため、押し目買い意欲が強まりやすいところ。そのため、買い一巡後はこう着感が強まるとしても、底堅さが意識されやすいだろう。また、昨日の東証1部の売買代金は辛うじて2兆円を上回る薄商いであったが、懸念要因が後退したことにより、商いが膨らんでくるかが注目されよう。
物色については、コア銘柄はインデックスに絡んだ商いが中心となるため、先物の動向やグローベックスの米株先物を睨んでの展開になりそうだ。一方で個人主体の資金については、引き続きIPO銘柄を中心とした強いトレンドを形成している銘柄での値幅取り狙いの売買が中心になりそうである。そのほか、政策に関連したテーマ株においても、物色対象の広がりは期待しづらいものの、中核となる銘柄に対しては資金が集中しやすいだろう。もっとも、米国の追加経済対策については依然として期待感での上昇であり、合意を見極めたいところであろう。報道に振らされやすい需給状況は変わらず、資金の逃げ足の速さも注視しておきたい。
■コカBJI、20/12業績予想 営業損失▲97.0億円、約900人の早期退職実施へ
コカBJI<2579>は2020年12月期業績予想を発表。売上高は前期比10.4%減の8197.00億円、営業損失は97.0億円(前期は553.89億円の赤字)、最終損失は70億円(同579.52億円の赤字)を見込んでいる。新型コロナウイルスの感染拡大で、販売が落ち込む。あわせて約900人の早期退職実施を発表。同社グループ会社に在籍し勤続1年以上の正社員のうち、組織変更などで異動となる社員で、退職日は2020年12月末日まで。通常の退職金に加えて特別退職加算金を支給し、再就職支援会社を通じて再就職を支援する。
■前場の注目材料
・日経平均は上昇(23312.14、+282.24)
・NYダウは上昇(28148.64、+465.83)
・ナスダック総合指数は上昇(11332.49、+257.47)
・シカゴ日経225先物は上昇(23400、大阪比+120)
・1ドル105円70-80銭
・SOX指数は上昇(2295.56、+74.44)
・原油先物は上昇(39.22、+2.17)
・日銀のETF購入
・米経済対策への期待
・コロナ向けワクチン開発の進展
・NEC<6701>2360億円でスイス社買収、デジタル金融参入
・大阪ガス<9532>22年春に導管分社、ガス小売り自由化促進
・豊田通商<8015>トゥゲンデに400万ドル出資、ウガンダで事業展開
・ニチリン<5184>欧でのホース生産を再編、コロナ禍影響・スペイン縮小
・愛知製鋼<5482>知多工場に排熱回収設備、30億円投資
・JUKI<6440>自動化を車関連に提案、22年売上高倍増
・KDDI<9433>AIで営業電話分析のレブコムに出資
・NEC<6701>東京医科歯科大と連携、健康管理サービス高度化
・パナソニック<6752>換気システム攻勢、高付加価値、アジア照準
・デンカ<4061>新型コロナとインフルエンザ、同時に検査可能、検体採取範囲を拡大
・富士フイルム<4901>ワクチン製造受託、VLP子会社から
・あすか製薬<4514>杏林製薬と前立腺薬を共同開発、臨床費用は折半
・日本触媒<4114>リチウム電池向け材料増産、関係会社に製造設備
☆前場のイベントスケジュール
<国内>
・特になし
<海外>
・09:30 豪・8月貿易収支(予想:+50.50億豪ドル、7月:+46.07億豪ドル)
<ST>
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