<動意株・22日>(前引け)=アール・エス・シー、東洋炭素、フィックスターズ
東洋炭素<5310.T>=急騰、一時14%高の4115円と値を飛ばし昨年11月27日につけた3915円を上回り、3カ月ぶりに昨年来高値を更新した。株価は2月上旬に大きく調整を入れたが、16日以降は一変して上げ足を加速した。電気自動車(EV)の普及に絡み、近年急速に成長過程にある「パワー半導体」市場が注目されている。シリコンよりも耐圧、高速・高温動作などで優位性を持つ炭化ケイ素(SiC)製品の量産に取り組む企業が多いなか、同社はSiCウエハーの平坦表面技術を開発するなど同分野での技術力に定評がある。2020年にも同ウエハーの量産を開始する方針にあり、関連有力株として注目度が高まっている。
フィックスターズ<3687.T>=大幅続伸で上場来高値を更新。量子コンピューターで世界初の商用化に成功したカナダのDウェーブ社と提携関係にあり、量子コンピューター採用に前向きな企業を対象に導入支援事業を展開している。18年9月期は営業利益段階で前期比5.4%増の8億8000万円を見込むが保守的で、これに上乗せされる公算が大きい。3月末の株主を対象に1対5株の株式分割を実施することで、今後権利取りの動きが加速する可能性も意識されている。
※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。
出所:株経ONLINE(株式会社みんかぶ)
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