<6632> JVCケンウッド
四季報より 業種:電気機器。
【特色】日本ビクターとケンウッドが経営統合。市販製品絞り込み、業務用システムと車載機器に重点
【本格回復】エンタメはコロナ影響で回復は下期中心に。ただ車載機器は国内外の自動車市場回復が通期寄与。無線システムも顧客の設備投資回復で数量増。半導体など部品不足影響一部にあるが営業増益。増配。
【新中計】24年3月期に売上3200億円、ROE10%以上目指す新中計発表。データサービスできる車載機器や音声以外も扱う無線機器など製品デジタル化がカギ。
2021年4月27日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+53.3%の75.00億円、経常利益+41.2%の64.00億円と2期連続の増収・増益の見通し。
2016年6月28日の201円を安値とする反発の中で、2018年1月31日に425円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(A)を形成しました。この中で12月25日の213円、2019年6月3日の221円と2点底をつけて反発し、10月1日に329円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場に巻き込まれてもみあいとなり、その後、大幅下落となって2020年3月13日に168円まで下げ、3月25日の204円まで自律反発となりました。この後、5月18日に154円まで下げて6月9日の197円まで反発して、7月31日に132円まで下げて底打ちとなり、9月8日の167円まで上昇したあと三角保ち合い(B)を形成しました。この煮詰まったところで12月11日の146円を安値とする、角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行し、この中で今年の4月30日に251円の高値をつけてもみあったあと、5月13日の209円で押し目を確定し、再上昇となって7月19日に271円まで上昇し、再び押し目を形成しています。
<7241> フタバ産業
四季報より 業種:輸送用機器。
【特色】自動車マフラーの最大手。プレス・溶接技術核にボディや足回り部品も。トヨタG向け7割強
【反 発】触媒など有償支給材高騰で売上増。マフラーやボディ部品は新型車種多いトヨタ向けが日本や欧米軸に続伸。好採算の金型設備の売上減補う。前期進めた経費削減も寄与。ただ、上期は新型車種向けの大規模立ち上げで負担重い。営業益反発。
【戦 略】車体部品と排気系部品の一体開発や車体骨格も含む提案本格化。収益向上狙う。DX推進の担当役員や専門部署設置。
2021年4月27日発表。2022年3月期本決算予想は、前年同期比で営業利益+28.5%の100.00億円、経常利益+21.8%の97.00億円の増収・増益の見通し。
2017年9月28日の1278円をピークにして、2018年2月2日の1230円を2番天井にして、下降トレンド(A)を形成しました。この中で1230円の2番天井から大きな下落となり、2018年12月25日の477円、2019年6月3日の518円を2点底にして 11月11日に868円まで戻しました。この戻ったところでコロナ相場に巻き込まれ急落となって、2020年3月19日に379円で底打ちとなりました。その後、7月31日の409円の2点底から角度の大きい上昇トレンド(C)へ移行しました。この中で10月26日の593円まで上昇し、11月18日の474円まで押し目を入れて再上昇となり、今年の3月19日に653円まで上昇したところで、目先材料出尽くしとなって、5月27日に493円まで下げてもみあい、6月7日に541円で買転換が出現し、その後、押し目を入れて反発に転じています。
<2730> エディオン
四季報より 業種:小売業。
【特色】家電量販上位。中部、西日本が地盤。12年に店舗名を『エディオン』に統一。住宅設備強化中
【やや後退】出店12、退店ゼロ(前期各8、4)。巣ごもりでテレビや白物家電等の買い替え需要強く、在宅ワーク商材も好調続く。粗利率は急改善した前期並み維持。ただ前上期の特別給付金特需剥落、4~5月の一部店舗営業自粛も影響。営業益やや後退。
【リフォーム】現在の柱はキッチン、バス、トイレ。子会社が手がける大型リフォームも強化方針、専門会社の買収や提携検討。
2021年5月14日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-12.3%の235.00億円、経常利益-13.7%の240.00億円と減収・減益の見通し。
2016年8月31日の805円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2018年1月29日に1432円の高値をつけ、ここをピークに反落となって7月9日の1049円まで下落しました。ここからの反発で8月30日の1285円、12月5日の1289円と2点天井をつけて、上値を切り下げる下降トレンド(B)へ移行しました。この下降トレンド(B)の中で、2019年12月9日に1247円の戻り高値をつけたところで、コロナ相場に巻き込まれ、翌年(2020年)2月の急落局面でつれ安し、3月19日に780円で底打ちとなりました。この底打ちからの反発で8月26日の1241円まで戻して、いったん調整入りとなり、11月17日の1/2押し(1011円)を少し下回る987円まで下げて反発となり、今年の3月26日に1326円まで上昇して戻り高値を更新したあと調整が続き、4月30日に1157円と1/2押しの下げとなってきたことで、その後も下げが続き6月23日に1029円まで下げて反発に転じ、7月21日に1112円で買転換となっています。
<5121> 藤倉コンポジット
四季報より 業種:ゴム製品。
【特色】ゴム引布、産業用資材大手。ゴルフシャフトに定評。アウトドアスポーツ用品展開。フジクラ系
【足踏み】ゴルフ用カーボンシャフトは自社ブランド品、OEM受注とも好伸。自動車関連部品も復調。が、印刷材料が依然低調。資材高騰も痛い。営業益足踏み。雇用創出補助金特益。創立120周年記念配。
【技 術】福島県の原町工場の生産技術センターは自動車部品軸に自動化・省人化の精度向上図る。登山関連技術で開発の安全ベルトは電気工事など高所作業用に拡販。
2021年5月14日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益-6.1%の11.00億円、経常利益-29.4%の11.00億円と減収・減益の見通し。
2016年6月24日の370円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年11月24日に1070円の高値をつけ、ここをピークに下降トレンド(B)へ転換しました。この中で2018年12月25日の390円、2019年6月3日の364円を2点底にして2019年11月5日に543円まで上昇したところで、コロナ相場に巻き込まれ大幅下落となって、2020年3月17日に290円で底打ちとなりました。ここから3月27日の395円まで自律反発のあと、ゆるやかな上昇トレンド(C)の中で、10月30日の335円を安値に上昇トレンド(D)へ移行しました。この上昇トレンド(D)の中で、12月28日の362円を安値に大幅上昇となって、2021年3月31日に624円まで上昇し、その後、約470~520円のボックス相場となっています。
<5208> 有沢製作所
四季報より 業種:化学。
【特色】ガラス繊維が発祥。プリント基板向け電子材料が主力。電気絶縁材料や産業用構造材料を拡大中
【低 調】収益認識基準適用で売上目減り。5Gと巣ごもりでスマホやタブレット向け電子材料好調。ディスプレーも伸びる。が、インフラ向けの絶縁材料横ばい。コロナが航空機用材料に大打撃で、営業減益。
【中計見直し】25年3月期に売上607億円、営業益52億円目指す。スマホ向け電子材料や車載向け産業用構造材好調がカギ。大株主が定款変更等求め提案も当社反対。
2021年7月29日発表。2022年3月期本決算予想は、前期比で営業利益+5.8%の33.00億円、経常利益-2.2%の35.00億円と増収・減益の見通し。
2016年8月23日の489円を安値とする上昇トレンド(A)の中で、2017年12月21日に1349円の高値をつけ、2018年2月14日の895円まで下げて反発となり、6月5日に1350円とダブル天井をつくって大幅下落となり、12月25日に655円まで下落しました。ここから2019年6月3日の729円を2点底にして10月29日に1148円まで上昇し、ここでコロナ相場に巻き込まれ、2020年1月22日の1119円を2点天井にして急落局面につれ安し、3月13日に680円まで下げて下値を切り上げる展開となっています。その後、7月30日の747円を安値に9月17日に1010円まで上昇し、ここを高値にもみあったあと、今年の3月16日に1118円まで上昇して目先材料出尽くしとなって6月21日に858円まで下げ、もみあって買転換となっています。
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