大引け:1ヶ月ぶり25日線奪回、225採用銘柄のうち224銘柄が上昇
米国では、「公定歩合の引き上げは早期利上げとリンクしない」との観測が流れ、FRB当局者から金融引き締めを否定する発言が相次いだことから、NYダウ・NASDAQともに小幅続伸。日本株は金曜日に「勘違い急落」となってしまったため、下落分を取り返す形で大幅反発。クレディスイスの225先物買戻し観測や、アジア株の堅調推移、円安なども株価を下支えして、日経平均・TOPIXともに大幅反発で本日の取引を終了しました。
日経平均プラス寄与度上位は、ファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>、京セラ<6971.T>など。1000株を上限とする自社株買いを発表したファンコミュニケーションズ<2461.Q>、野村證券が目標株価を220円から250円に引き上げた東洋ゴム<5105.T>、シティグループ証券が「2S」から「1S」に格上げしたACCESS<4813.T>、世界で初めてエチレンからブダジエンを直接製造する製法を確立したと報じられた三井化学<4183.T>、CB償還期限の猶予を受けて警戒感が後退したアルデプロ<8925.T>、ドコモのシャープ製携帯が「絵文字Lite」を搭載と伝わったアクロディア<3823.T>、今期の36%営業増益見通しが好感されたクリヤマ<3355.T>などが上昇しました。
日経平均採用銘柄で下落したのは日清紡HD<3105.T>のみ。タワー投資顧問が保有比率を5.04%から0.6%に減らしたことが判明したAQインタラクティブ<3838.T>、マッコーリー証券が投資判断を「アウトパフォーム」から「アンダーパフォーム」へ2段階格下げした日本写真印刷<7915.T>、創業者への訴訟提起方針や香港社によるTOB提案取り下げ観測が伝わったアップルインターナショナル<2788.T>、仕手人気一服に加え25日移動平均線が上値を抑えたオリジン電気<6513.T>などが下落しました。
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