大引けの日経平均は前日比796.01円安の27818.62円となった。東証プライム市場の売買高は12億48万株、売買代金は3兆621億円だった。セクターではゴム製品、電気機器、精密機器を筆頭にほぼ全面安となった。一方、空運、鉱業は上昇した。東証プライム市場の値下がり銘柄は全体の91%、対して値上がり銘柄は7%だった。
個別では、ソフトバンクG<9984>、東エレク<8035>、ソニーG<6758>、キーエンス<
6861>などの主力ハイテク株のほか、ファーストリテ<9983>、信越化学<4063>、ファナック<6954>の値がさ株、リクルートHD<6098>、エムスリー<2413>などのグロース株が軒並み大きく下落した。東証プライム市場の下落率上位にはラクスル<4384>、マネフォ<3994>、ラクス<3923>などの中小型グロース株が多く入った。ヤーマン<6630>は決算が嫌気されて急落し、下落率トップとなった。中国電力<9504>も今期見通しが失望されて大幅に下落。
一方、前日の米株式市場でエネルギー関連が相対的に底堅ったことでINPEX<1605>、三井物産<8031>、日本製鉄<5401>、三菱重工<7011>、東邦チタ<5727>などが堅調。連日で賑わっていたインバウンド関連も底堅く、JAL<9201>、JR東日本<9020>、高島屋<8233>、エアトリ<6191>などが買われた。エイチ・アイ・エス<9603>は決算があく抜け感にも繋がり大幅高。三井ハイテック<6966>は好決算を手掛かりにハイテク株安のなか小幅ながら逆行高。米長期金利の上昇を背景にみずほFG<8411>、第一生命HD<8750>
も堅調推移。他方、個人投資家の押し目買いが活発化したようで、マザーズ指数の下落率が小幅にとどまり、個別ではANYCOLOR<5032>などの直近IPOのほか、セルソース<4880>、マクビープラ<7095>などの好決算銘柄で大幅高となったものが見られた。
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