大きな転換点。
同社は殺虫剤や殺菌剤、除草剤、農薬原体などの農薬専業大手。
現在世界で水不足による干ばつ被害が広がっており、欧州は過去500年で最も深刻な状況とみられ、EU(欧州連合)域内の6割以上の地域が渇水による干ばつの危機に瀕している。
一部の河川は既に干上がり、水運の大動脈であるライン川の水位が船舶の航行が困難なレベルまで低下した。
中国も同様に干ばつ被害が深刻になっており、中国政府は農業支援に乗り出したことから農薬の需要も高まっている。
先週発表された上期の経常利益は2.3倍の上方修正と既に好調な状況だが、この様な背景から今後の業績に更に期待が持てるとして決算発表後も買いが継続している。
月足チャートを見ると終値で800円の大台をキープ出来ていたのは2015年の11月までなく、約7年間続いていた400円~800円のレンジ相場を正に今月上抜けて来たところだ。
ここからはこれまで抵抗ラインだった800円を逆にサポートラインとして、好決算、今後の更なる伸びを期待できる背景から上値を伸ばしていくと考える。
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