大引けの日経平均は前日比182.36円高の28070.51円となった。東証1部の売買高は11億6013万株、売買代金は2兆6453億円だった。セクター別ではゴム製品、海運業、鉄鋼などが上昇率上位に並んだ一方、情報・通信業、サービス業、精密機器の3業種が下落率上位となった。東証1部の値上がり銘柄は全体の68%、対して値下がり銘柄は全体の28%であった。
個別では、第2四半期決算が大幅に市場予想を上振れ、業績上方修正や中間配当の増配を発表したブリヂストン<5108>が急伸。4-6月期大幅増益で22年6月期も市場予想を上回る見通しを示したアルバック<6728>は半導体関連株安のなかでも大幅高。22年6月期の大幅増益・大幅増配計画が好感されたKeePer技研<6036>は値上がり率トップに。
そのほか、業績上方修正や増配を発表したオークネット<3964>、第1四半期が好スタートとなったデジハHD<3676>、第1四半期大幅増益や業績予想を上方修正した東邦亜鉛<5707>、パーソルHD<2181>などが値上がり率上位となった。
一方、第1四半期営業増益も大型プロジェクトの受託合計が前年比で減少したIRJ−HD<6035>、業績予想を下方修正したポピンズHD<7358>、四半期ベースの収益モメンタム鈍化などが失望感を誘ったテモナ<3985>、第1四半期営業減益で市場予想も大きく下回ったイーレックス<9517>、四半期ベースの収益モメンタム鈍化や上方修正後の通期計画が物足りないと捉えられたMDV<3902>などが急落。好決算ながらも物足りなさや出尽くし感につながったところで、スター精密<7718>、I・PEX<6640>、セイコーHD<
8050>、メック<4971>なども値下がり率上位に。第1四半期はビジョン・ファンド事業の順調さが確認された一方、中国株の先行き不透明感などが拭えなかったソフトバンクG<9984>は、朝高後に下落に転じた。フィラデルフィア半導体指数(SOX指数)の下落を背景にレーザーテック<6920>、東エレク<8035>、アドバンテス<6857>なども大きく下落した。
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