日経平均;22476.72;-68.12TOPIX;1752.64;-15.51
[後場の投資戦略]
後場の取引では、日銀決定会合の結果を受けて相場が大きく動きそうだ。取引開始時点で会合結果が伝わっていない場合でも政策変更への思惑が広がるだろう。金融市場では事前の観測報道を受けて長期金利の誘導目標の柔軟化、上場投資信託(ETF)の購入配分見直しといった政策変更をある程度織り込む動きを見せており、短期的には政策変更が行われるにしろ見送られるにしろ反動が出てくる可能性がある。ただ、実際に政策変更が決定されれば中長期的に日経平均寄与度の大きい内需・ディフェンシブ系の値がさ株の調整、出遅れていたバリュー株の水準訂正が進むことも想定される。
なお、本日は4-6月期決算発表の第1弾のピークとなり、ソニー<6758>や村田製<6981>、日東電<6988>、ホンダ<7267>、任天堂<7974>といった多くの主力企業が決算発表を予定している。OLC<4661>やファンケル<4921>に見られるように決算を受けた個別物色は活発であり、金融政策を巡るイベント通過後は企業の業績動向に改めて注目が集まりそうだ。
(小林大純)
<AK>
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