東証プライム市場の騰落銘柄数は、値上がり銘柄数が全体の6割超を占めた。セクター別では、非鉄金属、機械、証券商品先物、水産農林、銀行など26業種が上昇。一方、海運、ゴム製品、鉄鋼、陸運など6業種が下落。食料品が変わらずだった。指数インパクトの大きいところでは、アドバンテス<6857>、ソフトバンクG<9984>、フジクラ<5803>、ダイキン<6367>、ファーストリテ<9983>が堅調だった半面、バンナムHD<7832>、富士フイルム<4901>、東エレク<8035>、信越化<4063>、コナミG<9766>が軟調だった。
前日の米国市場で主要株価指数が上昇したほか、円相場が一時1ドル=154円台前半へと円安に振れたことも投資家心理を上向かせ、日経平均の上げ幅は一時1000円を超えた。また、前日の取引終了後にコンセンサスを上回る好決算を発表したダイキンやコニカミノルタ<4902>が上昇したほか、「米著名投資家ウォーレン・バフェット氏系の投資会社が新たに円建て社債の発行を検討」と米メディアが伝えたことで、三菱商<8058>など5大商社株にも思惑的な資金が向かった。一方、市場予想を下回る収益見通しを開示したサンリオ<8136>は13%超の急落となった。
日経平均は反発したものの、戻りの鈍さが気になるところだ。株価水準が切り上がれば戻り待ちの売りや利益確定売りが上値を抑える要因になっている。また、米テック企業によるAI技術への過剰な設備投資に対する懸念も折に触れて相場の波乱材料になりそうで、先行き不透明感はくすぶり続けている。目先は本格化している国内企業の決算内容を確認しながら、選別物色の流れが一段と強まることになりそうだ。
<CS>
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