続落。前日に東京証券取引所では、同社株が上場廃止にかかる猶予期間に入ったと発表している。21年3月期に債務超過状態となったことが背景。猶予期間は21年4月1日から23年3月31日までの2年間。決算発表で債務超過に転じていることはすでに明らかになっており、第三者割当増資による債務超過の解消を見込んでいることも発表しているが、あらためて先行き警戒感が先行する動きになっている。
三菱ケミHD<4188>:930.1円(+22.7円)
大幅続伸で年初来高値更新。前日にスモールミーティングが開催されたもよう。新社長に就任したギルソン氏は、同社は成長性や収益性が低く、投資家が満足できるパフォーマンスが達成できていないことが課題とし、ポートフォリオ改革などの施策で収益率を引き上げたいとしている。税前利益率を2-3年で少なくとも10%以上にする必要があると捉えているもよう。野村證券では、企業改革の可能性を確認できたとしている。
UACJ<5741>:2873円(+131円)
大幅反発。SMBC日興証券では投資判断を「2」から「1」に格上げ、目標株価も3000円から3500円に引き上げている。アルミ板市場と同社の収益構造は過去とは大きく変化、海外事業が収穫期入りするほか、飲料缶向けの需要増加でアルミ板の需給がひっ迫、国内も構造改革効果で復調する見通しとしている。22年3月期経常利益は142億円から192億円に修正しているもよう。
第一生命HD<8750>:2257.5円(+70円)
大幅続伸。米FRBでは前日に終了したFOMCで、2023年中にゼロ金利政策を解除する方針を示し、これまで24年以降としていた利上げ時期の想定が前倒しされる形になっている。FOMCを受けて早期利上げ観測が高まり、米10年債利回りは前日比0.08%上昇の1.57%にまで水準を切り上げている。保険セクターの中でも国債利回りとの連動性が高いとされる同社には買い材料と捉えられる形に。保険セクターは上昇率トップ。
レーザーテック<6920>:21320円(+110円)
もみ合い。前日まで開催されていたFOMCでは、2023年までに2回の利上げの可能性が示唆されるなどタカ派的な内容となった。これを受けて米長期債利回りも1.5%台後半にまで上昇している。結果発表を受けて米国株も下落したが、より警戒されていたナスダックなどは売り一巡後に下げ渋っており、あく抜け感なども感じられる状況であった。グロース株の代表銘柄と位置付けられる同社などにも、ネガティブな反応は限定的にとどまっている。
ファンペップ<4881>:503円(+36円)
大幅に反発。機能性ペプチド「SR-0379」で皮膚潰瘍患者を対象とする日本での第III相臨床試験を開始したと発表している。簡単な外科的措置が必要な皮膚潰瘍の患者を対象に、SR-0379またはプラセボを二重盲検下で投与した際の有効性及び安全性を検討する。試験開始に伴い、提携先の塩野義製薬<4507>からのマイルストーン収入1.25億円が確定した。21年第2四半期の事業収益として計上するが、業績予想には織り込み済みという。
スタメン<4019>:1046円(+11円)
大幅に4日続伸。エンゲージメント経営プラットフォーム「TUNAG(ツナグ)」を導入している食品等事業者に向け、HACCPに沿った衛生管理をサービス内で実施するための制度をリリースしたと発表している。HACCPは、食品等事業者が食中毒菌汚染や異物混入などの危害要因を把握し、原材料の入荷から製品の出荷に至る工程を管理して安全性を確保する手法。食品衛生法の改正で1日から食品等事業者にHACCPに沿った衛生管理が義務付けられている。
平山<7781>:1550円(+198円)
年初来高値。21年6月期の期末配当を従来予想の30.00円から38.00円(特別配当8.00円を含む。前期末実績30.00円)に増額修正している。年間配当も同額となる。同社はインサイダー取引規制への抵触を回避するため、自社株取得の終了日を30日から16日に前倒し。期間中に自社株を取得できなかったため、株主還元を重視する観点から取得価額総額の一部を原資として1株につき8.00円の特別配当を実施することとした。 <ST>
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