議事録(3月開催分)の内容を見極めたいとの思惑から、下げ渋った。
大引けの日経平均は前日比437.68円安の27350.30円となった。東証プライムの売買高は11億7486万株、売買代金は2兆7911億円だった。セクターでは海運業、金属製品、鉄鋼などを筆頭にほぼ全面安。石油・石炭製品の1業種のみが上昇した。東証プライムの値下がり銘柄は全体の84%、対して値上がり銘柄は14%となった。
個別では、フィラデルフィア半導体株指数(SOX)の大幅下落もあり、東エレク<8035>、アドバンテスト<6857>などの半導体関連や、イビデン<4062>、太陽誘電<6976>などの電子部品関連が大幅下落。中国上海市でのロックダウン(都市封鎖)延長を受けて日本郵船<9101>や商船三井<9104>の大手海運株も大幅安。東証プライム値下がり率上位にはダイセキS<1712>、ダイセキ<9793>、薬王堂HD<7679>、スギHD<7649>などの決算発表銘柄のほか、レーティング引き下げがあったGMOインターネット<9449>、半導体関連関連のデクセリアルズ<4980>、日本マイクロニクス<6871>、TOWA<6315>などが並んだ。円安・ドル高の支援はあったものの、自動車関連も弱く、ホンダ<7267>、デンソー<6902>など総じて売られた。
一方、米金利高を追い風に三菱UFJ<8306>が小じっかりで、第一生命HD<8750>が大幅に上昇。旧村上ファンド系投資会社シティインデックスイレブンスの株式保有が明らかになったコスモエネHD<5021>は急騰し、富士石油<5017>と共に東証プライム値上がり率上位に並んだ。業績予想を上方修正したマニー<7730>、VTHD<7593>、山田コンサル<4792>、好決算を発表したトーセイ<8923>、レーティング引き上げがあった丸和運輸<9090>なども上位に入った。NFT関連として人気化したピアラ<7044>は値上がり率トップとなった。ほか、OLC<4661>、任天堂<7974>、アステラス製薬<4503>、シスメックス<6869>などディフェンシブ系も堅調だった。 <YN>
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