米国株が高安まちまちだったことから、東京市場は小動きで取引を開始した。日経平均は先週末終値水準でのもみ合いが続いていたが、10時頃からじりじりと上げ幅を拡大。今晩の米国市場が休場のため様子見ムードが強かったものの、大型株を中心とした東証プライム市場の勢いは変わらず。日経平均、TOPIXはともに昨年来高値を更新、日経平均は1990年2月以来となる36000円台に乗せる場面がみられた。
大引けの日経平均は先週末比324.68円高(+0.91%)の35901.79円となった。東証プライム市場の売買高は15億5966万株、売買代金は4兆143億円だった。セクターでは、海運業、証券・商品先物取引業、電気・ガス業、鉱業、銀行業などが上昇した一方、空運業のみ下落した。東証プライム市場の値上がり銘柄は78%、対して値下がり銘柄は19%となっている。
日経平均採用銘柄では、12日に中国コンテナ船運賃指数が大幅に上昇したことから、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>が上場来高値を更新したほか、商船三井<9104>も買われた。また、強い日本株の上昇などが影響し、JPX<8697>、大和証G<8601>、野村HD<8604>も大幅高となった。また、東京電力HD<9501>、三越伊勢丹HD<3099>、鹿島建設<1812>も上昇。この他の銘柄では、「半導体装置向け工場を建設」と報じられたディスコ<6146>が買われた。
一方、資生堂<4911>、サイバーエージ<4751>が売られたほか、先週買われたソニーグループ<6758>が反落。なお、自動車関連は、トヨタ自<7203>が買われた一方、日産自<7201>、ホンダ<7267>が下落とまちまちだった。
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