大引けの日経平均は前日比284.33円高の28646.50円となった。東証1部の売買高は13億7438万株、売買代金は2兆7863億円だった。セクター別では、空運業、不動産業、輸送用機器、陸運業、海運業などが上昇率上位に並んだ。一方、パルプ・紙のみが下落した。東証1部の値上がり銘柄は73%、対して値下がり銘柄は全体の24%であった。
個別では、前日引け後に発表された決算を手掛かりにMonotaRO<3064>、パナソニック<6752>、日電硝子<5214>、三菱自動車<7211>などが買われ、本日の取引時間中の決算を受けて日本郵船<9101>、三井物産<8031>、ダイセル<4202>などが後場から上げ幅を拡げた。そのほか、1ドル105円手前まで進んだ円安なども追い風にトヨタ<7203>、ホンダ<7267>、SUBARU<7270>などの自動車関連株のほか、コロナ新規感染者数の減少を受けてJAL<9201>、JR東日本<9020>といった旅行関連株、また、米長期金利の上昇を受けて三菱UFJ<8306>、東京海上<8766>などの金融関連株も買われた。東証1部の値上げ率上位には好決算を発表したEPSホールディングス<4282>や大幅増益の観測報道があったフューチャー<4722>などがランクインした。
一方、前日発表された10-12月期の2ケタ営業減益決算が嫌気された日本ユニシス<8056>が急落し、東証1部の値下がり率トップになったほか、取引時間中に増益決算を発表しながらも通期計画の据え置きが失望感を誘った日清食HD<2897>、投資判断の引き下げが観測された三井ハイテック<6966>なども下落した。また、東京エレクトロン<8035>やアドバンテスト<6857>、レーザーテック<6920>といった半導体関連のほか、日本電産<6594>やTDK<6762>といったハイテク関連株が揃って本日は大きく売りに押された。その他では、エムスリー<2413>、信越化学<4063>、HOYA<7741>、ダイキン工業<6367>などのグロース株や値がさ株も軟調だった。
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