決算プラス・インパクト銘柄 【東証1部】寄付 … ＺＨＤ、日本製鉄、三菱商 (8月3日発表分)

―決算で買われた銘柄！ 上昇率ランキング―

　企業決算に対する評価は、マーケットでは「株価」として表される。ここでは、決算を受け止めて株価がいかに反応したかを探る。

　以下に挙げたのは、決算発表が「プラス・インパクト」となった可能性のある東証1部の銘柄である。株価が決算発表前日の8月2日から3日の決算発表を経て4日9時27分現在、水準を切り上げている銘柄を上昇率の大きい順にランキングした。

★No.1　ＧＣＡ <2174>
　21年12月期の連結税引き前利益を従来予想の38億円→45億円(前期は17.9億円)に18.4％上方修正し、増益率が2.1倍→2.5倍に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

★No.2　ＴＤＣソフト <4687>
　22年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比84.5％増の8.4億円に拡大し、4-9月期(上期)計画の11.2億円に対する進捗率は75.6％に達し、5年平均の36.1％も上回った。

★No.3　宝ＨＬＤ <2531>
　22年3月期の連結経常利益を従来予想の230億円→290億円(前期は219億円)に26.1％上方修正し、増益率が4.9％増→32.2％増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。

■決算プラス・インパクト銘柄

コード　銘柄名　　　　市場　　上昇率 　発表日　決算期　経常変化率

<2174> ＧＣＡ 　　　　東１ 　 +31.11 　　8/ 3　　上期　　　　黒転
<4687> ＴＤＣソフト 　東１ 　 +14.30 　　8/ 3　　　1Q　　　 84.53
<2531> 宝ＨＬＤ 　　　東１ 　 +10.81 　　8/ 3　　　1Q　　　482.62
<5384> フジミインコ 　東１　　 +9.85 　　8/ 3　　　1Q　　　 37.19
<4689> ＺＨＤ 　　　　東１　　 +7.41 　　8/ 3　　　1Q　　　 15.26

<5401> 日本製鉄 　　　東１　　 +6.89 　　8/ 3　　　1Q　　　　黒転
<9302> 三井倉ＨＤ 　　東１　　 +6.80 　　8/ 3　　　1Q　　　 68.29
<4974> タカラバイオ 　東１　　 +5.81 　　8/ 3　　　1Q　　 1051.54
<6367> ダイキン 　　　東１　　 +5.43 　　8/ 3　　　1Q　　　102.94
<9757> 船井総研ＨＤ 　東１　　 +4.90 　　8/ 3　　上期　　　 25.49

<2212> 山パン 　　　　東１　　 +4.54 　　8/ 3　　上期　　　 26.15
<8031> 三井物 　　　　東１　　 +3.66 　　8/ 3　　　1Q　　　151.19
<4968> 荒川化 　　　　東１　　 +2.89 　　8/ 3　　　1Q　　　110.60
<6879> イマジカＧ 　　東１　　 +2.63 　　8/ 3　　　1Q　　　　赤縮
<3484> テンポイノベ 　東１　　 +2.61 　　8/ 3　　　1Q　　　114.68

<3151> バイタルＫＳ 　東１　　 +2.12 　　8/ 3　　　1Q　　　　黒転
<6486> イーグル工 　　東１　　 +2.11 　　8/ 3　　　1Q　　　　黒転
<6952> カシオ 　　　　東１　　 +2.03 　　8/ 3　　　1Q　　　　黒転
<3191> ジョイ本田 　　東１　　 +1.90 　　8/ 3　本決算　　　　0.99
<8058> 三菱商 　　　　東１　　 +1.84 　　8/ 3　　　1Q　　　342.65

<6440> ＪＵＫＩ 　　　東１　　 +1.83 　　8/ 3　　上期　　　　黒転
<4452> 花王 　　　　　東１　　 +1.39 　　8/ 3　　上期　　　　0.55
<8356> 十六銀 　　　　東１　　 +1.20 　　8/ 3　　　1Q　　　 56.47
<6448> ブラザー 　　　東１　　 +0.76 　　8/ 3　　　1Q　　　182.57
<2733> あらた 　　　　東１　　 +0.58 　　8/ 3　　　1Q　　　　3.79

<8002> 丸紅 　　　　　東１　　 +0.53 　　8/ 3　　　1Q　　　 86.59
<8591> オリックス 　　東１　　 +0.43 　　8/ 3　　　1Q　　　 47.94

※上昇率は「決算発表前日の終値を基準とした4日9時27分株価の変化率」。上昇率、経常変化率は「％」。本決算の経常変化率は今期予想。
「1Q」は第1四半期決算。「上期」は第2四半期累計決算。

株探ニュース